金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

おやじの料理は得だぞ

  1. 2015/02/15(日) 15:57:40_
  2. 金亀のひとりごと
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寒い午後はおでん日和だ。
山のように材料を買い込み、大なべを引っ張り出した。

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おでん作成は、家人の担当だ。というか、これしか作らない。
関西風おでんである「関東炊き」(なんとややこしい)の伝統に則り、
牛すじ肉をどっさり入れる。
この日は、国産牛のすじ肉を1・2キロ! 
煮あがったおでんは、コラーゲンたっぷり。
体が温まる。
 
    DSCF6290+(640x480)_convert_20150215155051.jpg
作ったばかりなので、まだ大根が白っぽいし、
写真がヘタなので、あんまりおいしそうに見えない! 無念。

わたしはいちおう主婦なので、毎日台所に立つ。
料理するのは苦にならないが、
同じ料理でも毎回味がちがってしまう。
その日の気分で作り方を変えてしまうからだ。
肉ジャガや豚汁の具材を、炒めてから煮込むときと、
そのまま煮るとき。
ひじきに竹輪を入れるとき、ツナを入れるとき。
カレーにしても、牛肉だったり鶏肉だったり、
ルーも3、4種類を混ぜ、夏はナスやししとうを加えたり。
こうなると、「おふくろの味」として定着しないような……。

その点、家人のおでんはいいなあ。味は一定、材料もほほ同じ。
なにより、作るのがおでんだけだから、
確実に子どもたちの記憶に刷り込まれる。
「おやじのおでん」として、お通夜の席でしんみり語ってもらえるだろう。
ちょっとくやしい。

亡き父が、一度だけ料理をしたことがある。
コンビニも、スーパーのお惣菜もない時代、
たぶん、わたしが四、五歳のころだ。
郷里に不幸があったかなにかで、
母が、たばたと出かけたあと、夕飯どきになった。
子ども心に不安が募る。晩ご飯は、どうなるのかな……。
そのとき父が作ったのが、目玉焼き。
それでも、びっくりした。
「お父さん、作れるんだ!」
白身がちょっとこげついた目玉焼きを、
このごろよく思い出す。

やっぱり、おやじは得だわ~。
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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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