金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

パレオ・パラドキシアが、のたのたしていたサイタマ

  1. 2014/10/09(木) 13:24:46_
  2. 金亀のひとりごと
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「太古の哺乳類展 ――日本の化石でたどる進化と絶滅――」を見てきました。
上野の科学博物館です。

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日本に生息し、絶滅してしまった哺乳類の、貴重な化石やその骨格標本が大集合。

哺乳類は、恐竜が繁栄した時代に、まず小型獣が目ただないように地味~にゆっくりと進化し、
恐竜絶滅後にそのスキマを埋めるように、一気にハジけたそうです。
進化して現在に至る種がいる反面、絶滅していった哺乳類もたくさんいます。

日本列島はゾウの楽園だった時期があるそうです。
ナウマンゾウは、東京都内でも発見されていますが、
「アケボノゾウ」という、美しい名前のゾウさんも生息していました(250万年前 - 100万年前)。

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それに、「ニッポンサイ」。
これらは、大陸から渡ってきて、日本で暮らし、そして絶滅してしまったわけですが、
それでも100万年単位で生息していたのですから、現代の人類なんて、メじゃありません。

大きなシカもいました。ヤベオオツノジカです。これはでかい! 
日本にいるシカの約三倍の大きさです。
ツノが手のひらのような形で、体に比べてとにかく大きくて重そう。
ヘラジカよりも大きいツノは、もはやツノではなくてカブトです。
写真がヘタで残念。ツノの形と大きさがわからない……。

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ふと、「もののけ姫」の、大型動物の姿をした森のヌシたちを思い出しました。
このヤベオオツノジカが生息していたら、まちがいなく森のヌシになったことでしょう。

 今回、わたしが一番お目にかかりたかったのは、これ。
パレオ・パラドキシア。
 
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 体長は1.5-2.0mほどで、現在のカバあるいはセイウチに似た姿、
海辺に生息し、水にもぐったり、水辺を歩いたりしていた草食動物だそうです。
 このコの化石は、我が埼玉は秩父市でも発見され、
秩父鉄道のSL列車パレオエクスプレスの名称にも使われています。
ゾウやサイやシカたちのかっこよに比べ、
パレオちゃんは、とことんユーモラス。
水辺をのたのた歩いていたすがたを思い浮かべると、と~~っても親近感がわいてきました。

これらの大型哺乳類は、みな草食なんですね。
肉食獣としては、日本にはオオカミがいましたが、大きさでは比ではありません
(オオカミは集団で狩りをするから、危険ではあったでしょうけれど)。
雨の多い日本列島の、わさわさ茂る草木やシダをムッシャムッシャ食べて、
大きく育った動物たちの、のびのびと平和な営みに思いを馳せました。

これは、ミュージアムショップでゲットした下敷き。オシャレでしょ。

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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