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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

「塩こくり」と新カタカナ語

  1. 2020/06/21(日) 16:10:40_
  2. 金亀のひとりごと
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夜、ぬか床をかきまわし、胡瓜を漬けようとして、手を止めた。
うちは、容器を冷蔵庫に入れているので、漬かるのに時間がかかる。
明朝に食べたくても、一晩だけでは塩気が浅すぎる。
かといって、うっかり丸一日置いてしまうと、しょっぱすぎる。
そうだ、「塩こくり」しよう。
粗塩少々を手に取り、胡瓜にまぶしつけてからぬか床に入れる。
亡き母は、よくこうやって浸かり加減を調整していたっけ。

塩こくりして漬けた胡瓜。心なしか緑色が冴えている気が。
ピンク色のは、前日に漬けた新生姜の梅酢漬け。

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 広辞苑を挽くと、「こくり」はないが、「こくる」はあった。
「こする」「くくる」「その動作をずっと続ける意」だそうだ。
なるほど。「塩をまぶす」のではなく、「塩でこする」のね。
それにしても「塩こくり」という言葉は、母以外の人から聞いたことがない。
すでに死語になっているのか。もともと方言かもしれないが。
消えゆく言葉って、いったいどのくらいあるのだろう。

言葉は消え、はたまた増えていく。
コロナ禍で、新しい言葉、知らなかった言葉を毎日耳にするようになった。
クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、ソーシャル・ディスタンス。
テレワーク、オンライン飲み会、リモート会議。
これらは、すでに日本語として定着しているのだろうか。
カタカナ語がピンとこない、相応しい訳語はないのかなと感じるのは、
私だけじゃないと思うが。

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一躍、名が知られた「アマビエさま」のハンカチ。昔から存在してはいたけれど、これも新語のうちかも。

その、リモート、オンラインが、我が家にもやってきた。
このあいだ初のオンライン飲み会を経験し、
今週にはリモート会議の予定もある。
いよいよ、そういう時代に入っていくのだなあ。
正直いって、わたしにとってはかなりの背伸びだ。

けれども、定着してほしいものもある。
学校の「オンライン授業」や一般向けの「オンライン講座」、
勤め人の「テレワーク」だ。

学校現場では、不登校の生徒たちはオンライン授業で救われる。
同調圧力が強く閉塞感のある日本の学校には、
いい意味でバイパスになるだろう。
一般向けの各種講座は、通う時間の余裕がない人にはありがたい。
また、テレワークによって、「会社に行き時間を費やすこと自体が仕事」という
日本型の働き方が、変わっていくかもしれない。

リアルとリモート。これからどんなバランスになっていくのだろうか。
ちょうどいい塩梅になるといいな。
明日は、初めて受講するオンライン講座の日。
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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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