FC2ブログ

金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

スペイン④あれこれ、なにこれ 

  1. 2020/03/06(金) 14:38:40_
  2. 未分類
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
長々と記してきたスペイン記、最後にあれやこれやを。

■蛇口からオレンジジュース
スペインでおいしかったものは、生ハム、トルティージャ(じゃがいもぎっしりのオムレツ)、
パエリア、タパス(小皿料理)のイカリングフライ、メロンやグレープフルーツなどありましたが、

DSC_1081.jpg
         トルテージャ。ホテルの朝食の定番のようです。

一番はオレンジジュースかもしれない。
                             DSC_0923.jpg

なんたって、ホテルの部屋の蛇口をひねれば、ジャーッとオレンジジュースが出てくるの。
愛媛県をまねたそうです(笑)

「オレンジの絞り機」のあるホテルやドライブインもありました。

   DSC_0880.jpg
レバーを押すと、オレンジがごろっところがって落下、
待ち受けていた刃でざっくりと皮をはぎ、
身をぎゅっと押しつぶしてジュースが湧いてくる、という仕組みのようです。
絞って5秒で飲めるジュースは、楽園の味でした。

■行けども行けども
高速道路の車窓は、なるほど赤土の大地や岩山で、森林というものが見当たりません。
街に街路樹はありますが、それがたわわに実ったオレンジの木。

   DSC_0934.jpg

でも、街路樹のオレンジはニガ酸っぱくて、小鳥もつっつかないそうですよ。

素敵だったのは、イトスギの木。
 DSC_0936.jpg

すくっとスリムで、生命の象徴とも、その高さゆえ神に話ができる木としても、尊重されるのだそう。
自生するのではなく、教会などのまわりに大切に植樹されているようです。(画像はコルトバにて)

それから、アーモンドの花がきれいでした。(トレドにて)。桜そっくり!

 DSC_0886.jpg

南のアンダルシア地方は、行けども行けどもオリーブ畑で、
 DSC_1006.jpg

西のバレンシア地方は行けども行けども、オレンジ畑。
 DSC_1078.jpg
 高速道路走行中で、ヘタな写真がよけいにヘタになってしまった。手前の黄色い点々がオレンジです。 

■落書き文字検定?
 どこへ行っても見かけたのが、落書き。壁やシャッターがあれば、
街でも農村でも、もう必ずといっていいくらい、落書きされていました。
しかも、どれもほぼ同じ字体で! 

DSC_1094.jpg
   「スペイン落書き文字検定」があって、合格者しか落書きできない? 
 
■縦列駐車が上手!
 この国で、観光施設や公共施設以外では見かけなかったもの。それは駐車場。
 都市部も地方もだいたい四車線あり、その外側のレーンは駐車スペースのようで、
夕方になるとずら~~っと車が並びます。 

 DSC_1193.jpg
バルセロナにて。縦列駐車が上手でないと、この国には住めませんわ。

■ホネのある独立運動
バルセロナを中心都市とするカタルーニャ地方は、
2010年代からスペインからの独立運動が活発になってきたそうで、
デモなどもさかん。
闘牛場はあれども興行はここ10年は行われていないそうです。
この地の公用語はカタルーニャ語で、
テレビや町中のアナウンスもカタルーニャ語。
学校でもカタルーニャ語で授業を行い、スペイン語は第一外国語扱いで、
それも選択しないで英語を学ぶ生徒が増えてきた、とガイドさんが教えてくれました。
言葉は、文化の根幹を成すもの。
カタルーニャの独立運動って、ホネがあるなあ。

■ロマ族のこと
グラナダで、フラメンコのショーを見学しました。
山の中の隘路をくねくねと、小さなバスで走り、着いたところは、
洞窟をくりぬいたお店。

DSC_1021.jpg

天井からお鍋が下がっています。

 DSC_1022.jpg

ロマ族(ジプシー)の方々のお店ですって。
(正確にはロマ=ジプシー、ではないようですが、ここではロマ族、とします)
ロマ族はお鍋やフライパンを売り歩いていたそうだから、
その名残りで、飾りに使っているのでしょう。

フラメンコは、ダンサーの汗が飛んできそうな至近距離で見ることができました。
一度、大きなホールでフラメンコを見たことがありましたが、
「ああ、この踊りはもっと近くで、ダンサーと同じ空間で見たほうがいいな」と思いました。
そう、本来は焚火やランプの灯りで、ダンサーやギタリストの息吹を感じながら、
楽しむものなのでしょう。

フラメンコにはいろいろな民族の要素が取りこまれているそうで、
ロマ族も大きな影響を与えています。
ロマ族は流浪の民。
何世紀も蔑視や差別を受けてきたロマ族の人たちの、
嘆きの踊りともいえるかもしれません。
そのせいか、ダンサーは微笑んでいません。

DSCF9012.jpg
  ブレブレの画像ですみません。くるくるっとターンを決めたところです。

表情は、みんな険しい。あるいは、悲しそうでした。

観光中どこでも、添乗員さん現地ガイドさんが、
「スリに気を付けて! 人種差別するわけではありませんが、
ジプシーのスリグループがいます!」と繰り返します。
若い女の子3,4人で組み、犯行に及ぶのだそう。

グラナダでは、山の斜面に掘った洞窟で何世代にわたり暮らす人が、
千人単位でいるそうです。(ロマ族だけではなく、いろいろな民族が住んではるらしい)
それはそれでロマンというか、ファンタジーを感じてしまいますが。

みずからの文化・伝統を崩さず、マジョリティに同化しない人々。
そういう民族を、ざっくりいえばわたしは好きです。
でももちろん、現代社会では、好き嫌いでは測れない難しい問題をはらんでいますね。

■永遠のアイドル
最後に、コルドバのメスキータ内で「企画展」として展示されていた、
マリア様像をいくつか。
 これなんかは、聖母様然としていますが、
 
DSC_0968_HORIZON.jpg
          DSC_0966_HORIZON.jpg

 こうなると、アイドル? 
   DSC_0969.jpg
 マリアさまの少女時代を表しているのな?

そう、マリアさまはキリスト教信者にとっての
永遠のアイドルなんでしょうね。

スペイン、いい旅でした!
スポンサーサイト





<<拝んだり戦ったり・・・そして「共生」もアリか | BLOG TOP | スペイン③♪こんなこといいな・・・のガウディさん>>

comment

 
 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback


プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

« 2020 05  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR