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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

ウイルス、バイオハザード、そして憲法改正も恐い!

  1. 2020/02/02(日) 17:05:01_
  2. あんな本、こんな本、どんな本?
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
新型コロナウイルスが、連日ニュースで取りあげられている。
武漢という地名もすっかりメジャーになってしまった。
この地球規模の厄災を、国境超えて研究し力を合わせて撃退できたら・・・
なんて思うのだけれど、
それより速く地球規模で、風評だの、中国籍の方への偏見、
はては東洋人全般への偏見が出てきそう。
身近にも、「中国人がいそうなところには行かない」という人が現れた。
正しく恐がるって、難しい。

そして、こっちはほんとに怖い!
自民党内から緊急事態に「一時的に国民の権利を制限する」ことのために、
憲法改正を訴える声が出ているってこと。
感染地域からの帰国者の移動などを制限することが必要になるかも、
との考えによるものだそうだが、
それに憲法改正が必要かあ??? フツーの法律や条例で十分対処できるでしょ!
現政権はなにがなんでも憲法9条改正に持っていきたくて、
国民に憲法をいじることを慣れされようとしてるな。

それはともかくとして。
こんな物語を思い出した。

『泥』ルイス・サッカー作 小学館

 泥

 世界中で数百万部超えのベストセラー、『穴』。

穴

その作者、ルイス・サッカーの作品だ。

舞台は近未来、アメリカ・ペンシルバニアの小・中一貫校。
そこは立ち入り禁止の森に囲まれている。
森のなかの農場では、クリーンなエネルギーを研究している、らしい。
しかしその森には、ブクブクと泡を吐いている生暖かい泥がある。
それに触れた三人の少年少女の体には水ぶくれができ、どんどん広がっていく。
この泥はなに? 被害は瞬く間に拡大し・・・、

『穴』同様、映画を見ているような感覚。ていねいな描写に緊迫感が漂う。
こちらの厄災はウイルスではなく、バイオハザードなのだが、
終わりのほうは武漢が置かれた状況を見ているよう。
そして、ラストは子どもたちの友情にほろり。

こちらは、体の仕組みがよーくわかるコミック。
『はたらく細胞』清水 茜 作 講談社 シリウスKC

71y0uEf8VaL__AC_UY436_QL65_ML3_.jpg
  
人体を構成するのが細胞。
その細胞を擬人化しちゃったコミックだ。
赤血球さんに免疫細胞さん、血小板さんたちが大勢で日夜守っている体内に、
ウイルスや細菌やらスギ花粉やらが侵入したり、ガン細胞が発生したり。
さて、彼ら彼女らは、テキとどう戦うのか?
キャラ(細胞)がアイドルっぽかったり、
クールなイケメンだったりしてドラマを盛り上げ、
なかなか感動的。

そういえば、かの昔、『ミクロの決死圏』というSF映画があったな。
 
mikuro.jpg
 
医者が細胞サイズに小さくなって、脳内出血を起こした患者の体内に潜入し、
病原を取り除くというもの。
CG全盛の現代から見たら、映像的にはおそらくチャチいだろうが、
内容はすんごく面白かった!

医学の進歩は素晴らしいけれど、
ウイルスや細菌のほうが上手を行く場合も多い。
早く収束することを祈るばかりだ。
そして、くれぐれも、『泥』のような新な厄災を背負いこみませんように。

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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