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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

言葉の芽の出る前に

  1. 2019/05/12(日) 15:51:56_
  2. 金亀のひとりごと
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令和となり、大型連休も終わりましたが、
我が家はまだ余韻に浸っています。
先週遊びに来てくれた孫のえむちゃんの声や姿が、今もうちのなかに漂っているの。

えむちゃんは1歳2か月、
あんよがだいぶ上手になりました。
あっちのおもちゃ、こっちのジイジへと
渡り歩きながら、小鳥のようにいつでもさえずっています。
だりだりだりだー じゃじゃじゃ
じぇじぇじぇ あきゃーおー

しゃべれる言葉もあります。
「キアキア」(キラキラ星のお歌を、覚えているのです)
「ないなーい、だあ!」(いないいないばあ)
「ハイ!」(電話ごっこができるのです)

丸っこいぽかぽかあったかい頭で、なにを考えているのかな?
・・・そうか、まだなにも考えていないんだ。
言葉を獲得していないもの。
でも、今この時も、えむちゃんの柔らかい脳には
言葉の芽がいっぱい育っているはず。
あっというまにおしゃべりするようになるでしょう。
それはもちろん、楽しみではありますが、
ちょっと寂しい気もします。
言葉を扱えるようになったら、「考える」ことができるから。
今は、「考える」のではなく、「感じる」だけ。
そんな時期が、とても貴重で愛おしく思えます。

うれしい、楽しい、わくわくする、さびしい、こわい、気持ち悪い。
自分が笑うと、ママやパパやジジババも笑う。愛されている。

そんな感覚や感情を、豊かにふくらませることができるのは、
もしかしたら、「思考」以前の今のこの時期ならではのことなのかもしれません。

太古の昔、言葉を獲得する以前の人類の感情が、
現代人より貧しかったなんて、思えないのです。

考えなくても、大好きなイチゴのときは、おっきいお口!
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言葉がなくても、キモチいいってわかるよ。
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          考えなくても、おもしろいことを見つけるよ!   
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言語という、人類の最大のツールを習得するのに、
あせることはないさ!

えむちゃん、もうしばらく小鳥ちゃんでいてちょうだい。
 ・・・な~んて、ワガママな婆ですねえ。

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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