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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

親というヒトを思う11月

  1. 2018/11/11(日) 13:09:04_
  2. 金亀のひとりごと
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11月は、わたしの亡き父母の誕生月だ。同じ歳で、同じ月生まれ。
さぞ夫婦仲が良かったのではと想像されるかもしれないが・・・
そこはムニャムニャ。

親というヒトとの関わりは、なかなかやっかいだ。
近すぎて、客観視ができにくい。
性格そのものは、わりと早く把握できても、
これまでの人生、社会とのつながりをひっくるめての「人格」を
落ち着いてとらえられるのは、
もしかして亡き後のことなのかもしれない。

父は、大酒飲みだった。
給料が銀行振込になる前の、給料袋で手渡されていた時代、
母は、給料日にそうとう気をもんだようだ。
父が赤提灯につかまらずに、無事に帰宅しますように、と。
乏しいボーナスの半分を、飲んでしまったこともあったようだ。

だから、父という人はお金に関して大雑把だと思い込んでいたのだが・・・。
わたしが成人してからのこと、父の財布をたまたま目にして、目を見張った。
お札は札入れに、向きをそろえて収めてあり、
小銭に小銭入れに、硬貨の種類ごとにきれい並べられていた。
こんな人だったんだ・・・。
そういえば、服をぬぎ散らかしたり、
私物をリビングに置きっぱなしにしたりは、一切ない人だった。

母は、けっこう強気の人だった。
……ということを、子どものころのわたしは、あまりわかっていなかった。
その強気と、わたしのアマノジャクな性格は、よくぶつかったなあ。
そんな母が、小学生のころのわたしに説いたこと。
【駕籠に乗る人、担ぐ人。そのまた草鞋を作る人】
 母は「世の中、いろんな人がいる。自分とはちがう立場の人への
思いやりを忘れちゃいけない」と語ったように思う。

あの負けん気の強い母が、この慣用句を娘に残したことが、
今となって、おもしろい。

そんなことを思い出す、11月。

父の故郷は山梨。山梨側から見た富士山です。

       177.jpg


亡くなる二年半前の母。

      ばーちゃん

米寿のお祝いで、いっしょけんめい「ハッピーバースディ」を歌ってくれた、
ひ孫のMちゃん(わたしの孫ではありませぬ)。
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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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