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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

屋久島の森でうろうろ考えた

  1. 2018/10/21(日) 15:08:48_
  2. 金亀のひとりごと
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前々回のブログの続きを今ごろUP。
鹿児島と屋久島の、女子三人旅だ。
鹿児島の指宿温泉に一泊したあと、フェリーで屋久島に向う。
屋久島環境文化センターで、屋久島の自然についてちょこっとお勉強したあと、
いよいよ山の中へ。
といっても、縄文杉まで歩くツアーではなく、
初心者でも歩ける白谷雲水峡を二時間歩くだけだ。

お天気は雨・・・。
ああ~~、国際的雨女で、
雨の少ないモンゴルをどしゃぶりにさせた実績を持つカナジのせいかと
しょんぼりしてたら、
いやいや、屋久島の降水量はハンパなくて、
「月のうち35日は雨」、山や森林の降水量は、東京の7倍ほどにもなるらしい。
ちょっと安心。
安心したって雨は止まず、けっこうなどしゃぶりのなか、
カッパ着こんで、レンタルのトレッキングシューズに身を固め、
ガイドさんのあとをついて、森林のなかによちよち踏み込んだ。

日本は山そのものを、神としてあがめる信仰があったが、
ここ屋久島も、もちろん山は神さま。
しかも、森は生命力全開。このなかで、人間は「異物」でしかないな。
リュックの上にカッパを着込んでしまったし、
カメラやスマホを手に持ったまま歩くのは、たいへん危ないので、
この間写真は撮れず。
写真撮るのに気を取られたら、
雨の森ですべって一発骨折だももんね。

写真は、翌日歩いたヤクスギランドにて。

この森は、どれだけの生命を宿しているのだろう。

③20

樹齢3000年という紀元杉。今にも語りだしそう。

③26

足腰に自信があるなら、縄文杉まで歩いてみたかったな。

それにしても、伐採された跡のある屋久杉の多いこと。
よく、「手つかずの自然」という表現があるけれど、
そんなものは、もしや日本にはないのかしれない。
屋久島の自然は、かなり昔から木材として切り出されていたそうだ。
記録にある一番古いものは、1560年。杉、ヒノキ材が鹿児島に運ばれたらしい。
その後、江戸時代は、かなりさかんに伐採されていた。
当時、島の人々は貧しく、杉材を年貢にするしかなかった事情もあるんのだろう。

それでも、神の山に入り神の木である杉を切ることには、
涙を流したことだろう。
こんな看板もあった。

③10

「げじべえ」という妖怪もいるらしい。

③34

森の精で、大木や老木などに住み着いているそうだ。
森で炭焼きをする島民に、イジワルしていたんだって。
杉の伐採で、一番困ったのが、げじべえだろうなあ。
自然保護と経済活性化は、いつの時代もせめぎ合いだ。

伐採された切り株に、杉花粉が着床して、伸びてきた杉。
「切株更新」というそうだ。

③14

切られても、新しい杉のゆりかごになったんだね。よかった。

屋久島では、お魚がおいしい。
鯖や飛び魚が名物で、焼き鯖と飛び魚の姿揚げがおいしかった。

ランチの、屋久杉膳。食器はすべて屋久杉で作られている。

  ②9

めずらしい「亀の手」の味噌汁。

③37夕食の亀の手

実は、貝でありました。これ、ダシが出てうまーい。
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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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