金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

街や村の美しさの陰に・・・。イギリス旅行記②

  1. 2017/07/23(日) 15:16:38_
  2. 金亀のひとりごと
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こんなところに住みたい。
イギリス旅行では、そう思わせる街や村をたくさん通ってきた。
スコットランドからイングランドに至る高速道路ぞいの村々も、

1車窓から 好きな風景、石垣と牧草地
                  石垣と牧草の、こういう景色、大好き。
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                    延々と続く牧草地

観光で立ち寄った小さな村、大きな街、どれも美しく整えられている。
古い町、家々の調和の素晴らしいこと。
歴史あるものを尊び、
古いものほど価値を感じるというイギリスの国民性が、
なるほど、と胸に落ちた。

この町は、ボートン・オン・ザ・ウオーター。
4バートン・オン・ザ・ウオーター
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こんな町で子ども時代を過ごしたら、素直ないい子に育ったかも?

 そして、ハイスクールはシェークスピアの出身地で知られるストラトフォード・アポン・エイポンがいいな。
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    44シェークスピアの生家
 これはシェークスピアの生家
 
ときどき、バイブリーにあるおばあちゃんの家に遊びに行く。
  
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大学は、スコットランド。
卒業後、スコットランドで職を得たもののまもなく失業、
背水の陣でカフェで書いたファンタジー作品が大ブレーク・・・な~んてね。

この美しい風景も、存続の危機はあったそうだ。
大航海時代から産業革命の時代、木材の需要が高まり、多くの森林が伐採された。
そのころ、貴族の最大の楽しみは、狩猟。
ツアー添乗員さんによれば、森林の消失で狩りができなくなるのを恐れた貴族たちは
森林保護に乗り出したとのこと。
そのかわりなにをしたかというと、よその国の森林をばっさばっさやってしまった。
アイルランドはハゲハゲとなり、明治時代には日本の森林だって狙われていた。

大英博物館を見学して、ため息が出たよ。
なんという国際的分捕り品! よく集めたものだ。
ご存知、ロゼッタストーンやらたっくさんのエジプトのミイラ、
ラムセス二世の胸像、
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35ラムセス二世

ギリシアのパルテノン神殿のレリーフやら、柱を丸ごと一本まで!
 
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DSC_1468.jpg

「あんたん国に置いたままだと、ダメになるやろから、
(だって価値がわからんやろ?)、保護してあげたよ」と
いうリクツだそうだけどね。
この博物館、入館は無料。有料だったら、
「分捕ったお宝見せてカネかせぐんかい!」と腹がたっていただろう。

保護の名で世界中の民族の文化歴史の結晶をかき集めてきて、
その分、自国のお庭は美しく、街や家は昔のままに・・・ということかな。

おかげでこうして、美しい英国とため息のでるような世界のお宝を、
数日間で観賞できるのだから、文句はいえませんが・・・。
これも大英帝国の光と影やなあ。
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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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