金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

冬の秩父のお目当て

  1. 2017/02/19(日) 17:07:36_
  2. 金亀のひとりごと
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冬の秩父が好きで、
寒さがつのるとほぼ毎冬出かけていく。
目指すは、奥秩父・大滝にある「三十槌(みそつち)の氷柱」だ。

まず、皆野町の「よしはし食堂」で腹ごしらえ。
ここは、いかにも町の食堂という感じの、手打ちうどんやカレーや定食類の店だが、
ヤマメや岩魚、山菜料理、そしてジビエ料理もあるのだあ!
いのしし丼とか、しか秩父煮とか……!
  
       DSC_0859.jpg

 
実はわたし、猪や鹿や馬が大好き。
居酒屋で馬刺しがあるとソッコーでオーダー、
一人食いしてしまう。

この食堂では、たいていのしし鍋を食べる。熊鍋を食べたこともある。
猪鍋、これで二人前、3200円。安い! 秩父産の野菜がいっぱい。甘い!

 DSC_0860.jpg

 猪肉は柔らかく煮えていて、臭みはなく、
健やかに血肉になりそうな、鉄分を感じる濃い味わいだ。

 DSC_0861.jpg

 シメのうどんも平らげて、満足満足。

鹿の自家製スモーク。塩気のきいた、淡泊ながらしっかりした肉の味。

   DSC_0863.jpg

ここから一路、奥秩父へ。山がどんどん深くなる。
山梨、長野の国境が近い。

これが「三十槌の氷柱」。荒川の上流のがけから伸びてくる、天然のつららだ。
今年の出来は、気温は低くても雨が少ないカラカラ天気のためか、
例年の8割くらいだろうか。
それでも、じっと目を凝らすと、
つららの向こうがわに無言で居座る冬の魔神の気配を、
はっきりと感じる(かもしれない)。

       DSC_0864.jpg

少し先には、人工のつららがある。
こちらは水道水をちょろちょろ流して作っているので、
天然ものよりも大きい。
 
         DSC_0871.jpg

でもなあ。人工のつららを見ても、感動はないんですが。

人工つららよ、お前の立ち位置はなんだ?
人の手による芸術作品というわけでもなく、
自然が織りなす造形の美、でもなく。
ただ大きく育って背伸びしちゃって。
必死でキラキラ美しく輝いてみせて。

しまった、人工つららなんて要らんわ、というつもりだったのに、
書いているうちに、情がわいてきちゃった。

まあ、「どっちも奇麗!」でいいじゃんね。

帰りは秩父市街のカフェで一息。

       DSC_0880.jpg

冬は楽し。
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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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