金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

民族の知恵を手抜き料理の味方につけて

  1. 2016/12/11(日) 15:05:25_
  2. 金亀のひとりごと
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三週間前に足を痛めた。今はそろそろと歩いてはいるが、えらく疲れる。
家事はずいぶん手を抜いた(あ、元からか)。
でも、夕食くらいは、まともなものを作りたい。というか、自分が食べたい。
ご飯やスーパーのお惣菜でおなかいっぱいになったとしても、
野菜をちゃんと食べないと、味覚的に飢餓状態になるし。

そういうときは、タジン鍋の出番だ。
タジン鍋は、北アフリカの、水の乏しい地域で使われている鍋だそうで、
ドーム型の重たいフタの形状により、水分を逃がさずに材料を蒸すことができる。

DSC_0686.jpg

これで調理すると、ものすごくおいしい。
(このカタチ、かわいいよね。目を描き入れたくなるね)
野菜も肉も、短時間で柔らかく甘ーくなる。
ゆで卵だって、ほくほくしておいしいんだよ~!

買い物に行けないので、家にあった野菜と
冷凍の豚バラ肉の蒸し物。
水は加えず、野菜の水分だけでOK。
レモン醤油たれでさっぱりと。

DSC_0667.jpg

ある日、ビーフシチューが食べたくなった。
しかし、玉葱を飴色に炒めたり、牛肉に小麦粉をはたいてバターで焼き色をつけたり、
具材の野菜を炒めたりしていたら、足が悲鳴をあげそうだ。
でも、食べたーい!

待てよ、シチューって、もともとそんなに手をかけるものではないよね。
お百姓が野良仕事に行く前に、
暖炉の大鍋に固い肉とあり合わせの野菜を放り込み、畑へ行って帰ってきたら
できあがっている、という料理だよねえ。
日本だったら囲炉裏につりさげた鍋で作るごった煮か。

よし、ごった煮なら行けそうだ。
牛スネ肉に蜂蜜少々とオリーブオイルをまぶし、
玉葱のざく切りをどばっと乗せて、バターをちぎって落とす。
料理用の赤ワインをどぼどぼ注ぎ、野菜ジュースとトマト缶を入れ、
さて、ここで加えるのは、八丁味噌だ。
そう、八丁味噌。これが我が家の味なんです。
缶詰のデミグラスソースよりも、おいしい(のはわたしだけか?)
火にかけて、クッキングヒーターで加熱、待つこと二時間。
人参と蕪とじゃがいも、椎茸を加え、さらに20分。
オーガニックの野菜スープの素と、固形ブイヨンを入れ、
味をみたら、おお、ちゃんとしたビーフシチューだ!
醤油をちょっとたらして、できあがり。
そう、醤油です。文句ある?

百均で買った一人用の土鍋に入れ、
ヨーグルトと、レンチンの青菜を乗せたら、
手抜きシチューとは思えない出来。
今まで手をかけて作っていたのが、あほらしくなるくらい。

DSC_0672.jpg

タジン鍋、そして味噌・醤油という発酵食品。
受け継がれてきた民族の知恵は、ありたいね!

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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