金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

縄文土偶と妖怪ウォッチの関係

  1. 2016/08/14(日) 13:45:09_
  2. 金亀のひとりごと
  3. _ tb:0
  4. _ comment:1
大好きな江戸東京博物館へ、「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」を観に行きました。

               DSC_0519_convert_20160813152924.jpg


子どもさんのいる家族連れが多いため、午前中から昼すぎまでは混むと聞いたので、
午後三時すぎに会場に到着。
そこそこ混んでいましたが、けっこうゆったり見学できました。

展示は、平安時代から江戸時代までの(一部、昭和初期のもの)
絵巻物や肉筆画、版画などで、妖怪画や幽霊画、地獄絵がずらーり。
そこに、縄文時代の土偶と、現代代表として「妖怪ウォッチ」が加わります。

なぜ土偶が? 
そういえば、土偶って、おかしなスタイルをしてますよね。
異様な体形だったり、ゴーグルをかけたような眼だったり。

我が家の縄文土偶、5センチのフィギュア。
『遮光器土偶』と『ハート型土偶』 
  
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呪術に使ったり、安産祈願のために創られたとのことですが、
今回の展示によると、あの土偶の造形は、
当時の人々の不安や怖れが形となったものと考えられるらしいです。

古来、人類は天変地異や病気、事故や失敗などの原因を、
神の罰や精霊、妖怪のしわざ、としてきました。
日本の妖怪の姿が、不安や恐怖などを可視化するために造形されたのなら、
土偶が創られた動機も、その線上にあるのかもしれません。
土偶が一連の妖怪といっしょに並べられたのもうなずけます。

そして、妖怪ウォッチ。
こちらも、アニメのテーマ曲に
「どうして朝は眠いんだ? よーうーかーいのせいなのね、そうなのね!」
とあるように、うまくいかないことを妖怪のせいにしちゃってます。
妖怪ウォッチも、日本人が妖怪を創ってきた流れに沿っているのですね。

ここに大・水木しげる翁が登場しないのは残念ですが、
水木先生については、池袋で「GeGeGe水木しげるの大妖界」が開催中です。
ま、水木先生は一人でもお客さん呼べるもんね。

あこがれの「稲生物怪録絵巻(江戸時代)」や「百鬼夜行絵巻(室町時代)」、
ナマをガン見! 
妖怪や幽霊たちの色彩がなんと美しいこと。
そして、動きがなめらか、表情はオトボケ、ユーモラス!
あの「鳥獣戯画」もそうですが、日本人のキャラクター造形力って
世界一じゃないでしょうか。
この力が、脈々とマンガに受け継がれてきたと思うと、
世界一のマンガ文化をますます誇っちゃいます。

ミュージアムショップの、飴細工(非売品)。

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ポリ袋がかけられているので見にくいですが、
「百鬼夜行絵巻」中のスター、琵琶の妖怪です。

博物館や美術館に行っても、図録は高いので、いつも買わずじまいでしたが、
今回は買っちゃった! あんまり美しいので。

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comment

  1. 2016/08/22(月) 17:34:55 |
  2. URL |
  3. きみき
  4. [ 編集 ]
突然の訪問、失礼いたします。
私はこちら⇒http://yw3sushitenpura.blog.fc2.com/
でブログをやっているきみきといいます。
色々なブログをみて勉強させていただいています。
もしよろしかったら相互リンクをお願いできないでしょうか?
「やってもいいよ」という方はコメントを返してくだされば、
私もリンクさせていただきます。
よろしくお願いします^^
 
 管理者にだけ表示を許可する
 

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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