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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

業界初の一大エンタメ講座、開催されます!

  1. 2020/11/29(日) 15:46:29_
  2. 児童書のぐるり
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今、子どもたちに最も読まれている本のジャンルは?と問われれば、
一番に挙げなければならないのが、エンターティメント児童文学でしょう。
(とっても近いジャンルには、
読者対象が中高生以上の小説である『ラノベ』(ライトノベル)があり、
こちらも大人気)
「エンタメ」は、多くは講談社青い鳥文庫、集英社みらい文庫、
角川つばさ文庫、ポプラポケット文庫などの児童文庫シリーズとして、
もんのすごい数が出版になっています。
またもんのすごい数の子どもたちが、それらをわくわくしながら手に取っています。

そして、作家志望の方も多数いらっしゃるようで、
青い鳥文庫小説賞、ポプラズッコケ文学新人賞、みらい文庫大賞など、
作家の登竜門であるコンクールが目白押し。

でも、どう書いたらいいのか? 
そもそも、エンタメとそのほかの児童書との違いは?
などなど、悩んでいらっしゃる方も多いのでは。

そこで、日本児童文芸家協会では、
「エンタメ児童文学のデビューを目指そう!」として、
全五回のオンラインゼミを企画しました。

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講師は、針とらさん、緑川聖司さん、宮下恵茉さんという大人気作家さん、
そして、それぞれの担当編集者さんや編集長さんまで
加わってくださることになっています。
さらに、なんと、プロット作成のワークショップまで実施、
提出された受プロットのなかから何編か、
このお三方の作家さんや編集長さんが
講評までしてくれる!
こんな豪華な講座は、おそらく児童書業界初!
受付開始は12月5日から。もうすぐです!
この機会をお見逃しなきよう、フルに奮ってご応募ください。
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生涯かけての目標が・・・

  1. 2020/11/22(日) 17:12:30_
  2. 金亀のひとりごと
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生涯かけて貫きたかった目標が、あっさり破れてしまった。
転んじゃったのだ。
わたしはすでに、骨密度がめちゃくちゃ低く骨粗鬆症のレベルで、
月一回、注射に通っている。
しかし、骨密度が右肩上がりになることはなく、
下がるのが止まる程度かな。
転んだら一発で骨折だ。
そこで、「生涯転ばないこと」を目標にしていたのだ。

その日、夜に車で外出して駐車場に着いた。
車を降り、家に入る手前のところで、
わたしはちょっと迷った。
このまま道路を歩くか(当たり前だっつーの!)、すぐそこの側溝をまたぐか。
駐車場は暗く、側溝は見えない。見えぬけれどもあるんだよ。
ところでわたしは、以前にも書いたけれど、
道じゃないところを歩くのが好き、という性癖がある。
わずかななすきまをすり抜けたり、
わざわざ草ぼうぼうのところをのしのし歩いたりが大好きなのだ。

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   こういう植え込みとか

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        こういうすきまとかね。
 
道なき道を乗り越えるタイプではないので、その分バランスを取っているのかもしれない。

この日、その欲が勝って、暗い中側溝をまたぐことにした。
なに、幅はほんの30センチ、一歩で越えられる。
ここが側溝と思えるところで、大きく一歩、踏み出した。
ちゃんと地面に足がついた。よしっ。あとは普通に歩けばいい。
で、左足を一歩出したら、
あらま、ここが側溝だった!

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   これが、夜はまったく見えなかった

ストンと落ちて、ガツンとして、ぼてっとして倒れた。いてててて。
「ストン」で踏みとどまればよかったのに、バランスをくずして、スネを「ガツン」、
そのあとの「ぼてっ」で足首をくじいたらしい。
スネの傷はたいしたことがなかったが、足首は青黒く腫れてきた。
翌朝、外科医院に行き、レンドゲンなど撮って骨の無事を確認。
靭帯損傷、いわゆる捻挫だった。
骨粗鬆症のホネは、なんとか持ちこたえてくれたようで、それだけは大いにありがたい。
ありがたいけれども、足は痛む。

さて、なにを嘆けばいいのだろう。「道じゃないところを歩きたい欲」か?
あまりに低い身体能力か?
いずれにしても、見事に「自己責任」、身から出たサビ。ひとことでいえば、アホ。

高齢者ケアの関係の職にある姉にこの話をして、
「生涯の目標があ~!」と嘆くと、
「転ばないのは、なかなか難しい。『上手に転ぶ』に転換すべし」とのこと。
コロンとうまく転べば、怪我が少ないらしい。
【転ぶときはコロン】、これを座右の銘にするか!

この怪我には、二次災害がついてきた。
捻挫から四日目、外科医で作ってもらった石膏のギブスをはめた足で、
畳に座った姿勢からどっこいしょと立ち上がった時のことだ。
足首を曲げられないので、両手で畳を押すようにしないと、立ちあがれない。
そのとき、両手の手のひらよりも、
こぶしを作って床を押すほうが、動きやすいことがわかった。
ところが、このときなにかのはずみで、左の親指を変な角度で曲げたまま、
体重をかけちまったのだ。いてて。
しかし、まあたいしたことはないさと放っておいたら
だんだん痛みが強くなってしまった。
親指を動かすと付け根に痛みが走る。
しかたなく、足用の湿布薬を三分の一にちょん切って、
親指の付け根にはり、包帯をまいて保定するはめに。

何を嘆けばいいのだろう?
運の悪さか?
やはりおのれのどんくささだろうな。

足の痛みは、ほぼひいた。
手の痛みよ、早くひいてくれ~~! 台所でじゃがいもの芽がでちょる。


コロナ禍の合間に中国地方へ

  1. 2020/11/15(日) 16:59:16_
  2. 金亀のひとりごと
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先週、出雲大社を訪れたことを書きましたが
今回の旅行は、実は大手旅行社のツアーで、安芸の宮島、瑠璃光寺、
元乃隅神社、萩、津和野、出雲大社、足立美術館、倉敷、という
四県をまたいでの移動でした。
旅先で出会ったざんね~んな画像と、素敵な風景、そしてちょっとオモシロイ画像をあげてみますね。

まず、ざ~んねん画像を。

DSC_1724.jpg

どこだと思います? 厳島神社なんです。
あの海にそびえる大鳥居は、修復中。
しかも干潮で、地面が見え見え。
わたしは高校の修学旅行で観たことがあるからまだいいけれど、家人は初めて。
なのにこの景色。しかたのないことですが、ほんとうに残念でした。

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庭園で名高い足立美術館、たしかに素晴らしかったけれど…

散策はできないんですね(そんなことも知らずにやってきた)。
そりゃ、観光客がなだれ込んだら、
お庭はすぐに荒れてしまうのはわかるけど。わかるけど!
でも、お庭だって、建物のなかからながめるだけじゃなくて、
歩いてほしいって思ってるんじゃない?(思ってないか)
そして、目に付いたのがこれ。
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創立者の像が庭の一隅に! 
なにもここに置かなくたって~。

でもね、素晴らしい景色やオモシロいものにも、たくさん出会えました。
足立美術館のある安来市のおみやげ、「どじょう掬い饅頭」。
かわいい!箱のイラトもいいよね。

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萩の旅館では、ラウンジやダイニングルームに設置された
虫をモチーフにした灯りが素敵でした。

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虫というとエミール・ガレ?と思ってしまったけれど、もちろん、違いました。
でも、ヨーロッパで買い付けてきたそうです。

これ、巨大カマキリ!
   DSC_1789.jpg
   虫は苦手なんですが、素晴らしいわあ。

津和野では、金色の超でっかい鯉が殿町通りの掘割を、のーびのび泳いでいました。
   
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                   なんだか神々しい。


倉敷もきれいな街ですね。ドラマのロケがよくやってくるそう。

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ぜんぜん知らなかったのですが、とってもよかったのが山口県の元乃隅神社。
なぜか、おキツネさまがオチャメ。

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こでは、海の岩場から山の中腹まで、100メートル以上に渡って
123基の赤い鳥居が続いている、圧巻の景色に出会えます。

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近年、外国人旅行者にめっちゃ人気なのもうなずけます。
鳥居を一つずつくぐっていくと、小さな姿の海の神様が柱の陰から
にこにこ顔をのぞかせてくれるような・・・。
 
    DSC_1752.jpg

コロナ禍はただいま、第三波。
その直前に旅行したことになります。行けてよかった~。



五年後のお礼参り

  1. 2020/11/08(日) 16:36:44_
  2. 金亀のひとりごと
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早くお礼参りに行かなくては。ずっとそう考えていました。
行き先は出雲大社。だから本来の意味の「お礼参り」でございます。
ツッパリ君たちやら反社会的勢力関係の、じゃありません。 
五年前の11月に、二人の息子と姪、三人分の縁結びをお願いしたのです。
出雲大社の主神の大国主命は、縁結びの神様でおわしますからね。
 
そのご利益がすごかった。その後の五年間の間に、
次男、長男、姪、と立て続けにいいお相手に恵まれ、
さらに三組とも子宝ちゃんを授かったのです。
大国主命様、すごい! これはなんとしても、お礼参りにいかなくては!
そうだ、go to トラベル使って行こう! 

 ・・・という話をあちこちでしていたら、
友人のSちゃんから、「うちの娘の分も拝んできて!」とのリクエスト。
よっしゃよしゃと、お名前をメモしお賽銭を預かってきました。

快晴、すがすがしい出雲大社。

DSC_1812小 (2)
 ご本殿を左側から見たところ。鰹木がかっこいいなあ。

ご本殿に手を合わせ、
DSC_1823小

息子たちと姪の結婚の報告とお礼を、そしてSちゃんの娘さんの良縁を、
心を込めて拝んできましたよ。
たったこれだけのことなのに、なんだかSちゃんの娘さんが
親戚のお嬢さんに思えてきます。
うふふ、これもご縁のひとつですね。

日本一の大きさいわれるしめ縄は、神楽殿に下がっています。
DSC_1812小 (1)

米の実る前、まだ青いうちに刈りとった稲藁で作るそう。
こういうことのできる職人さんがいなくなりませんように。
 
こちらは、出雲大社の宮司の千家さんち。
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出雲大社宮司の息子さんの千家国麿さんが、
2014年に皇族の高円宮典子さんとご結婚されたのは記憶に新しいところ。

出雲の大国主命といったら、
先祖は天照大御神の家系ではありますが、
分かれて出雲地方を中心に広く世を治めていました。
その後、天上の天照大御神の一族の勢力に屈し、「国譲り」をしたといいます。
そのときの交渉条件として、
天の神と並ぶ高さの社に住むことを、天照系の神々に承諾させたといいます。
その高さは、最近の研究では48メートルとか。
当時はほんとうに天空の社に見えたことでしょう。
設計図が見つかり、さらに巨大神殿を支える柱が発掘されたことで、
神話と歴史と史跡が重なってきました。わくわくするなあ。

現天皇家と出雲の千家さんちは、
遠い遠い神話世界では確執があったものの、
典子さんと国麿さんのご成婚により、
数千年の時を経て、またぐっと近しい親戚になったということでしょうか。
めでたきかな。
白い衣にみずらを結った伊勢系神様と出雲系神様たちの酒宴が、目に浮かぶようです。
 


アイヌの一日

  1. 2020/11/01(日) 18:27:46_
  2. 金亀のひとりごと
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映画『アイヌモシ』を観に、「上京」した。
コロナ禍中のこと、ちょっとビクビクしながらですが。
ものすごく久しぶりの東京なので、もう一か所足を延ばして、井の頭線の駒場東大前へ。
日本民藝館で「アイヌの美しき手仕事」という展示が開催中なのだ。11月23日まで。

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「美しき手仕事」、そのタイトル通り、アイヌの衣装や道具類はとても美しい。

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                DSC_1696小 (1)
                               ゴージャスなタマサイ(首飾り) 

このグルグル渦巻き模様、わたしは大好きなのだ。

 DSC_1694小 (2)

刺繍をする女性たちは、何を語らい何を思いながら、
ひとさしひとさし針を動かしていたのだろか。
子どものしぐさに笑いながら? 夫への不満をこぼしながら? 
手仕事の跡に触れると、アイヌの暮らしがぐっと身近になってくる。

映画『アイヌモシㇼ』は、
アイヌの血を引く少年・カントの目を通して、
現代を生きるアイヌの人々の姿を淡々と、きわめて自然体に描いた作品だ。
阿寒湖畔のコタン(集落)に住むカントは、
アイヌの文化から距離を置きたいと感じていた。
そんなときに、「イオマンテ」(クマ送り)という儀式が行われることになる。
コタンでは一頭の子ヒグマが飼われていて、カントも可愛がっていたのだか・・・。
 
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彼らの葛藤を前面に表現するのではなく、
最低限のセリフやしぐさ、表情、日々の暮らしそのものが、そっと差し出されている。

アイヌの人々が多数、役者さんとして出演しているが、プロの俳優さんではないらしい。
なのに、みんな構えずに実にさらりと演じている。
というか、まるで日常をそのままカメラで切り取ったようだ。
主人公のカント役の下倉幹人くんも、実際にこのコタンで暮らす少年であり、演技は初めてとのこと。
なんという繊細な表情と目力であることか。

ところで、「イオマンテの夜」という歌謡曲がある
作詞・菊田一夫、作曲・古関裕而、歌・伊藤久男/コロムビア合唱団 昭和25年
昭和30年代にもテレビで歌われていて、わたしもなんとなく耳が覚えている。
しかし、ここで歌われるイオマンテは、実際とはかけ離れているんですよ!
そもそも、イオマンテは夜祭りではないし。
今、NHK朝ドラ「エール」を放送中なので、
もしかしてこの歌も話題になるかもしれない。
作詞の菊田一夫さん、優れた劇作家・作詞家だったとは思うが、
もうちょっと調べてほしかった・・・というより、歌にしてほしくなかった。
イオマンテは厳粛な儀式なのだから。

日本の先住民族・アイヌ、その文化と歴史。
わたし自身を含め、知らない人が多すぎるよね。
「アイヌの美しき手仕事」展に、「アイヌモシㇼ」に
足を運ぶ人が増えるといいなあ。



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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)
『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)
『ミクロ家出の夜に』(国土社)
『花粉症のない未来のために』
『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)
『知里幸恵物語』(PHP研究所)
『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』
(学研プラス)
『となりの猫又ジュリ』(国土社)
『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)
『読む喜びをすべての人に 
日本点字図書館を創った本間一夫』
(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員

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