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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

寝んねの国から

  1. 2019/08/31(土) 12:42:51_
  2. 金亀のひとりごと
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二人目の孫ちゃん、えいちくんが誕生し、
一歳半でお姉ちゃんとなったえむちゃんが、
数日我が家に滞在した。
パパは仕事があるので自宅へ戻り、ジジババがお世話係に。

育児グッズが、なんと便利になっていることか。
紙オムツは高性能で、モレることもなく、取り替えもラクラク。
お尻ふきもワンタッチのケース入り。
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赤ちゃん用のノンアルコールのウエットテッシュもある。
食事用エプロンも体にフィットする立体構造だ。

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感心したのは、一口おにぎり器。

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幼児が一口二口で食べられるコロコロのおにぎりが四個作れる。
見た目もかわいい。

と、感心しながら使っていたが、今も昔も、育児はたいへん。
思いのほか時間がかかるのが、寝かしつけだ。
絵本を読み、歌を歌い背中をとんとん。なつかしいなあ。

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寝付けなくてギャン泣き。

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寝付けなくて、ごーろごろ。

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               やっと寝ました。 クレヨンしんちゃんみたいなほっぺ。

わたしが新米ママだったとき、
「眠かったら眠ればいいのに、なんで泣くの~~~?」と
泣き止まず眠らずの長男に、こっちが半泣きとなっていた。
ちょっとした物音で目を覚まして泣かれ、
たっぷり眠って目覚めた朝でもやっぱり泣かれていた。
おなかがすいたり、かまってほしくて泣くのは納得できたけれど、
眠いときと目覚めたときに、こんなにガオガオ泣くものだったの!
まったくトンチキな母でした。

赤ちゃんは、ほの暗い「寝んねの国」からやってくる。
こちらの、重力と光のある世界ではまだ新参者。
だから、寝んねの国との出入りには、
苦しさや痛みが伴うのかしら。
それとも、「門」やら「柵」を越えて行き来するのが不安なのかしら。
そんなことを考えていたっけ。

赤ちゃんの「寝んねの国」には、どんな音が聞こえどんな景色が見えるのだろう。
宇宙のような温かな海、またたく星とヒトデ。
遠く響く、クジラの歌……そんな世界かもしれない。
大人はもう戻れないこの小宇宙、
えむちゃんやえいちくんに話が聞けたらいいのになあ。


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君の旅立ちに

  1. 2019/08/25(日) 14:25:17_
  2. 金亀のひとりごと
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やあ、初めまして。
君のおばあちゃんだよ。待ってたよ。

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お姉ちゃんのえむちゃんが、たった一年半前に通った道を、
これから君も歩んでいくんだね。
でも、君は君。
おねえちゃんと違うところも、きっといっぱいあるだろうな。

どんなふうに、ママを困らせるのかな?
どんなふうに、パパを大笑いさせるのかな?

君に望むことはなんだろう。
優しい、いい子?
丈夫で長生き?
立派な大人になること?

――違うなあ。
ばーちゃんが、君とお姉ちゃんに望むことは、
君たちは君たちの道を、楽しんで楽しんで生きることだ。

生きていくうちには、
辛い日々悲しい時も、もちろんたくさんたくさんあるだろう。
それでも、たとえ一日に一瞬でもいい、
楽しい時を積み上げて、
楽しい一日を重ねて、
楽しい人生を生きてほしい。
「楽しい」をキャッチするアンテナを、錆びつかせないでほしい。

わたしたちジジババは、楽しくてたまらない。
君たちが同じ世界に生きているだけで。

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野菜もりもり

  1. 2019/08/18(日) 13:38:48_
  2. 未分類
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野菜をいろいろいただいた。

たくさんのじゃがいもは、
シンプルにジャガバター明太子や、
定番のポテトサラダやカレーの具にした。
肉じゃがも作りたいが、夏向きのおかずじゃないなあ~。
ふと思い出したのが、カレー味の肉じゃが。
かれこれ20年も前か、居酒屋で食べたことがある。
(おいしいものについては記憶力を発揮するのだよ)
やってみよう。
普通の肉じゃがの作り方で、お肉は鶏肉に。
調味料は、酒の代わりに白ワイン、
甘くしたくないので砂糖は入れずにみりんのみをちょっとだけ。
塩と控えめの醤油で薄く味付けし、
最後に、辛味がしっかりしていてとろみのつかない
インドカレーのペーストを入れる。
さらに、香り用のカレーパウダーを振り入れた。
煮詰めると、やさしいカレー風味に。

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いけるいける。
ヘタしたら、カレーの鍋から野菜だけ取り出したみたいになっちゃうけれど、
いい具合に夏の「肉じゃが」となった。

友人の庭で採れた茗荷とバジルもいただいた。
バジルは、ジェノベーゼソースに。

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本来は松の実を入れるらしいが、クルミで代用し、
オリーブオイル、にんにく、塩と共にミキサーにかけた。
(フードプロセッサのほうが簡単にペースト状になるけれど、しかたがない)

豚フィレ肉の白ワイン蒸しにたっぷりかけたら、あら、おしゃれ。
(食べかけてからあわてて写真を撮ったせいもあり、
まずそう・・・でもおいしかったんだからね!)

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茗荷は、「茗荷チャンプルー」に。

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ゴーヤーのかわりに茗荷を使ったオリジナル料理、と自慢していたら、
とっくにクックパッドに出ていたとは。
チャンプルーは、一気に短時間で作れるから夏にいいね。

野菜もりもり食べて、秋まで生き延びよう! 
秋になったら秋野菜もりもり食べるけどね。



ラノベ講座でオデコぶつけた件。

  1. 2019/08/12(月) 15:25:32_
  2. 児童書のぐるり
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  4. _ comment:0
『平成』の新ジャンル「ライトノベル」とは何か ――ライトノベルの魅力を考える――
という講座(全四回)を受講してきた。
講師は、日本大学教授の久米依子先生(専攻は日本近現代文学、児童文学)

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「ラノベ」、ライトノベルは、児童文学のすぐお隣さんのジャンル。
にもかかわらず、わたしはほとんど読んでいませんでした。反省。

ラノベの定義はというと、専門家でも難しいらしく、
「絵がついている」「10代の、主に少年向き」
「非リアルな世界」などがあげられるらしいが、
もちろんそのワクから飛び出るものも多く、
けっきょくは「ラノベのレーベルから出ているものはラノベ」、
と括るしかないらしい。
ルーツは、明治時代の「新八犬伝」巌谷小波あたりにまで遡れるそうだ。
年間の出版点数、今や2000点という、一大ジャンルだ。

講義はとってもおもしろかった。 
「ライトノベルの誕生」からはじまって、
「ライトノベルの魅力 (1)キャラクターとジェンダーの越境、
(2)メディアミックス」、
「進化するライトノベル 国際化・『なろう系』、・ライト文芸』」というもの。

ゲーム世代の文学のハシリだったんだな~とか、
10代向けだからやっぱり学園物が王道だな、とか、
一回死んで転生して異世界に行くものがなんでこんなに多いんだ、
などなど、興味深く聞いた。

取りあげた主な作品は、『ロードス島戦記』『スレイヤーズ!』『キノの旅』
『バカとテストと召喚獣』『涼宮ハルヒの憂鬱』
『All You Need Is KILL』など、12冊。
全部はとても無理だったが、けっこう読みまくった。 
内容は自由そのもの。

『キノの旅』(時雨沢恵一 黒星紅白 絵 KADOKAWA電撃文庫)

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深い! 児童文学寄りの作品。でも、童話としてはかなり辛口、児童書としては出版できないかも。 

『涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川 流著、角川文庫版)

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コミックにアニメ、ちらちら目にはしていたけれど、ちゃんと読んだのは初めて。さすが金字塔、爆!

『All You Need Is Kill』(桜坂洋 著 小畑健 絵 集英社) 

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すごい迫力、クラクラした! 
コミックはもちろんのこと、ハリウッド映画にもなっているのね。納得です。

わたしが10代のころにこのジャンルがあったのなら、
マンガばっかりでなく、こっちも読んだろうな(ハイ、マンガ漬けの10代でした)。

「小説家になろう」というweb投稿サイトがある。
8月10日現在で、小説掲載数672,374作品 登録ユーザ数1,612,533人!
100万人超の書き手さんとその予備軍やファンがいるってことか!
やはりラノベが圧倒的に多く、まるで「ラノベ畑」の様相。
作品は出版社の注目度も高く、編集者は新作がUPされる曜日になると、
延々と何十作も読んで、新人発掘に努めるそうだ。
実際、web投稿サイトから生まれた作品に、
『異世界居酒屋のぶ』『ソードアート・オンライン』
『君の膵臓を食べたい』などがある。
それらを「なろう系」と呼ぶそうだ。
なるほどねえ、コンクールや持ち込みだけが、今や作家デビューの道ではないのだな。

児童文学との関わりは、どうなんだろう。
講師の先生がおっしゃった。
「若者のなかで、いわゆる『児童文学』を読んできた人って、いないですね~。
うちの学生も、『児童文学読むと、暗くなる』といってたりして。
児童文学、振るわないです。
ハードカバーの児童書は、図書館が買ってくれるので一定数は売れる、
そこで安心しちゃっているのでしょうか」。
ここでわたしは、がっくりばったりして、机の上にオデコをぶつけちまった。
「そんなことはない!」と反論できない自分が悲しい。

う~~ん。危機感がひしひしと。
このメディアミックスの時代にあって、
じみ~でお固い児童書は、
自著も含めて図書館の棚から一歩も外に出ることがなかったりして・・・。

ものすごく勉強になったラノベ講座ではありますが、
ものすごくしょんぼりと帰途についたのでありました。



新刊、出ました!

  1. 2019/08/04(日) 13:10:49_
  2. 金亀からのお知らせ
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
新刊、出ました!

『読める喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』佼成出版社

 無題

東京・高田馬場にある、日本点字図書館。
この施設は、自身も視覚障がい者である本間一夫さんという方が、
昭和15年に創設し、大きく発展させたものです。
そのことを知ったとき、まず感じたのは
「世の中って、志のある人が、思っているよりはるかにたくさん、いてはるんやな・・・」ということでした。
いやーな事件が続く昨今ですが、
こういう方の存在を思うと、人類の未来は暗くはないよね。

東京パラリンピックが一年後に迫ってきた今、
視覚障がいについても関心が集まっていくことでしょう。
たくさんのお子さんが、手に取ってくれますように。

生家は、北海道西部、日本海に面した港町、増毛町。
取材に行ったときは、天気が悪く(カナジは国際的極悪雨女)、
こんな海の色しか見られませんでしたが、
増毛町は日本有数の夕日の絶景スポットです。

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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