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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

先住民の誇りと祈りを椅子に託して

  1. 2019/05/19(日) 17:38:53_
  2. 金亀のひとりごと
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  4. _ comment:0
北浦和の埼玉県立近代美術館で、「ブラジル先住民の椅子」展を観てきた。
ブラジル北部から中部に住む17ほどの部族の先住民に伝わるのは
椅子作りの技術。
これらの部族にとっての椅子は、日常生活で使用するだけではなく、
儀式や結婚式に使う、伝統や神話と結びついたものだそうだ。
会場には、えりすぐりの90点の椅子が展示されていた(すべて撮影可)。

伝統的な椅子 
カメ 素朴~。
 DSC_0052.jpg

ほかに美しい幾何学模様などの踏み台型の椅子があったのに、亀に気を取られて写真忘れた・・・。


動物の形の伝統的な椅子 
カエル
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コンドル 
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コウモリ
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エイ  楽し~!
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ホウカンチョウ
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ハチドリ めちゃ綺麗。
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ワニ
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伝統から発展させた、動物の形の椅子
アリクイ  美しすぎる!
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アルマジロ タヌキかと思ったら・・
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カメ
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ハナグマ
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サル
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おもしろいっしょ? まさに芸術品。
残念ながら、触れるのはご法度だから、座り心地はわからなかったけどね。

それにしても、先住民の文化ってどうしてこんなに胸に響くのかなあ。

このブラジルの先住民さんたち、今でも昔のままの暮らしが基本なのだ。
椅子作りの映像があったが、伝統にのっとって、半裸。
家は、大きな竪穴式住居という感じ。

彼ら彼女らは、世界中の先住民の例にもれず、
入植者によってひどい迫害を受けていたのは、歴史の事実だ。
だからこそ、この椅子のデザインに、民族のアイデンティティを、誇りを、
酷い歴史への祈りを込めたのだろう。
動物という「神」の姿によって。


さて、この美術館はもともと、世界の椅子デザイナーさんが手がけた椅子が
実用を兼ねた展示物として置かれている。

 DSC_0088.jpg
DSC_0090 2

座って休憩するのもOK。
どれも実に座り心地がよくて、疲れを吸い取ってくれるの。

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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