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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

つい、イケナイことを・・・

  1. 2019/04/28(日) 16:28:45_
  2. 読み語りは楽しいな
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わが町に、四つ目の図書館が開館し、
土曜日の午後、絵本読み語りボランティアに、いそいそと出かけて行った。

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こぢんまりとした絵本コーナー。

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集まってくれた子は、
幼稚園児の女の子ちゃんや、二年生の男の子ちゃん、三年生のお姉ちゃんなど、
年齢はばらばら。
なので、いつでも人気の、スタンダードな絵本から。
『くろねこかあさん』  東君平 作 福音館書店

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 シンプルなデザインの「なるほど感」を楽しむ本。

『しりとりのだいすきなおうさま』  中村翔子 作 はたこうしろう 絵 すずき出版

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これは、ほんまに小さい子から大きい子まで、しりとりで盛り上がる!
大人もニヤリ。

この本を読んでいる途中で、二年生の男の子ちゃんが寄ってきた。
わたしにぴったりとくっついて絵に見入り、
「サンドイッチ!」「ちくわ!」としりとりに応えてくれる。

男の子ちゃんから、育っていく若木のにおいがする。
やわらかいおなかの暖かさ。
ああ~~かわいいなあ。
わたしは、男の子の背中に片手をのばし、
おなか回りを軽く、かるーくだきしめた。
五秒後。
はっと気づいて、手をそろそろとひっこめた。

だめだめ、これはNG。
よそ様のお子さんを抱きしめたりしちゃ、だめ。
もし、読み手が男性で、子どもが小学生高学年の女の子だったら?
あきらかに問題になるよね。
わたしがオバサンであっても同じこと。
子どもに関わる仕事をさせてもらっているというのに、
「うっかりしてました、あんまりかわいいもんで」では、すまされないぞ。

思えばわたし自身、子どものころ、よく知らない大人から頭をなでられたりするの、
苦手だった。
「なんでなでるの?」「なんか恥ずかしい。ヤダ」と感じていたなあ。
でも、そのころは、嫌がる自分がおかしいと思っていたっけ。

うん、おかしくはなかったんだ。
ヤダはヤダで、いいんだよねえ。

子どものころの自分に、「よし!」とうなずくと同時に、
かわいいとつい手がのびてしまう罪深さも味わってしまった、
ほろ苦い春の日でした。

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「しもべ」の玉葱

  1. 2019/04/21(日) 16:41:24_
  2. 金亀のひとりごと
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
30年ほど前の春のこと。
その日、わたしは朝からそわそわしていた。
何年ぶりかの休暇だ。
わたしは「しもべ」。来る日も来る日も、ひたすら「あるじ」に仕え、
コンビニのワンオペ状態、自分の時間なんて、まったくなかった。
でも、今日から週に数日、一人で好きにすごせる時間が与えられるのだ!
 
その「あるじ」とは、二人の息子。
兄についで弟もこの春幼稚園に入り、
慣らし保育を経て今日からめでたく給食が始まる。
わたしは昼すぎまで、自由の身。ああ!

昼食に、新玉葱をどっさり薄切りにした。
幼児のおかずにはなりえないオニオンスライスを、
一人で山ほど食ってやる。 

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かつおぶしをどばっと乗せて、お酢とお醤油かけて・・・。

純白のさわさわとやわらかい切片、舌に残るすがすがしい辛みと甘さ。
久しぶりのオトナの味だ!
シンプルなトースト、たっぷりのカフェオレをゆっくり味わい、
そのあとはソファでうたたね。

「あっ、何時? やばっ」
「あるじたち」がまもなく園バスで帰ってくる。
玉葱効果か、体はすっきりと軽い。
さあ、あるじたちといっしょに、おやつを食べよう――。

新玉葱を切るたびに、この日のオニオンスライスを思い出す。
子育て第一期終了記念のごちそうを。

この季節、春野菜が次々にお目見え。
炊き込みごはんで一番好きなのは、豌豆ごはん。
炒めた玉葱と人参のあらみじん切りも加えたピラフもいいね。

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ふだんは「彩り担当」扱いのグリーンピースが、今日は主役。

 目玉のおやじの丸煮? 
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いーえ、新玉葱の肉詰め煮。優しいコクのある味だ。

 今日は新じゃがとコンビーフのたきこみごはん。
 明日は筍を買ってこよう。 


スマホを買っただけなのに・・・

  1. 2019/04/15(月) 15:44:47_
  2. 金亀のひとりごと
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数年ぶりに寝込んだ。おのれ、風邪ウイルス!
喉が痛くなり発熱したのは、先週の木曜日。
ウイルスを拾ったのは、水曜日か?
この日は全国的に真冬並みの寒さで、都内でも雪がちらついたほどだもの。
お天気のせいとあっては、是非もない。

いや、ちょっと待てよ。その前日の火曜日の夕方、妙に疲れていなかったか?
その日出かけていた先は、ああ~~! ソフトバンク!
スマホの機種変更に行ったのだ。
それまで使っていたスマホが、かなりヤバくなり、
通話は途中で何度も切れるわ、Facebookはフリーズするわ、
でも、よく聞くバッテリーのもちが悪くなるということはなかったので、
だましだまし使っていたのだが。
しかし、通話が終わって切ろうとしても、画面が真っ黒になって切れない! 
という事態が出現、
完全にオシャカ(死語だね)になる前に買わねば、
と急きょ自転車と飛ばしたのだ。

心のなかは嵐。
ヤダヤダヤダ、カネかかるのヤダ、機種変更に時間かかるのヤダ、
それ以上に、店員さんに何聞かれてもたぶんわかんないのがヤダ、
新しいスマホに慣れるための苦行がヤダ。
そうなのだ、わたしはいちじるしい旧石器人なのだ。
三年半前、初めてスマホを買ったときは、
手続きに4時間かかり、しかも当然操作方法さっぱりわからず、
店員のおにいちゃんに、
「ご家族にスマホの方、いないんですか?」と泣きっ面されたっけ。

今回はさすがに初回よりはマシで、時間も二時間ほどですんだ。
(でも、やっぱり二時間もかかったんだよなあ)
店員のおにいちゃんのこまり顔は、初回の四分の一くらいか?

それでも、帰りは疲労困憊。何で世の中にスマホなんてあるんだよーと
毒づきながらチャリを漕いだっけ。
うん、これだよ。「ウイルスさん、いらっしゃい」の原因は。
つまり、知恵熱か? 

新しいスマホで自室の窓から試し撮り。椿の下の埴輪夫妻です。
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                           妖精っぽい感じでいいっしょ。

それにしても、こんなことを、生きている間にあと何回繰り返すことやら。
「新しい機種が出た、わーい、機種変更だ」
「あっちのプランがよさそうだ、わーい、ケータイ会社の乗り換えだ」
と、攻めの姿勢でスマホと付き合えればいいのだろうが、
一生かかっても無理。
わたしの、PCやスマホへの願いって、
「動きが遅くてもいい、便利なアプリが使えなくてもいい、
ただただ一日でも長生きしてね」ってことに尽きるもん。

ほんとうに、10年くらい長持ちするケータイやらPCって、現れないものか?
「アタシといっしょに、アンタも年とったねえ」なんていいながら
ディスプレイをみがいてあげるのになあ。

寝込んでいるあいだに、重版出来のお知らせが!
『クレオパトラ 強く生きた古代エジプトの女王!』(絵 佐々木メエ 学研プラス)

   表紙_ 帯付き

3刷りとなりました! 朗報に、ウイルス退散せよ!


晴れやかで清々しくて・・・

  1. 2019/04/07(日) 16:25:37_
  2. 金亀のひとりごと
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先週、姪の結婚式がありました。
新郎新婦が鯛の塩釜をハンマーで叩き割ったり、
特大おにぎりを食べさせたり、
友人によるよさこいのダンスパフォーマンスがあったりと、
にぎやかで楽しいものでした。

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  お色直し後、新郎は踊りながら入場

昨年は別の姪の結婚式に出席、その披露宴も
餅つきがあったり新郎新婦の夫婦漫才があったりで、
ほおお~~、こんなんもええねえ、と楽しんできました。
  
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こちらの新郎は、お色直し後ダースベイダーに。

どんなにぎにぎしい結婚式であっても、
門出を言祝ぐ思いは、しんとおごそか。
そして、生まれ育った家を去る新郎新婦や、
送り出すご家族の胸には、晴れやかで清々しい寂しさが湧いていることでしょう。

この晴れやかで清々しい寂しさって、
どうしてこうも胸に沁みるのでしょうね。
雑多な塵にまみれた心を洗ってくれるかのよう。
毎年、卒業生を送り出す学校の先生ならともかく、
人生にそう何度も味わえるものではないかもしれない。
こんな美しい時間を分けてもらえるって、なんてありがたいことでしょう。
 
門出といえば、わたしにも小さな小さな門出がありました。
わたしは所属する日本児童文芸家協会で、
四年間、育成委員長という役割についていました。
創作コンクールを主催したり、創作講座を開催したりする役回りです。
この育成委員会、仕事は多いけれどなかなか楽しかったのですよ。
ひとえに、委員さんたちがみんな優秀で、おだやかでいい人ばかりだったおかげ。
それが、この春、組織を大きく改革して、コンクール担当や講座担当に細分化、
「育成委員会」は消滅。 
その解散会というか、打ち上げが先日開かれました。
フレンチレストランでおいしいお料理を食べなから、
児童文学という旗の元に集った仲間たちと語らうって、至福のひと時です。

さて、デザートが運ばれてくると、あれま、わたしだけお皿が違う!!

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こんなサプライズ、幸せすぎ! ありがとうありがとう!

いい仲間といっしょにいられてよかった。
ドジもいっぱいやったけれど、みんなに許してもらっていた。
ありがとうね、育成委員の仲間たち!

ああ、なんて晴れやかで清々しい寂しさ。

わたしは、日ごろかなりの時間を協会のあれこれの用事に費やしていて、
自分のキャパの小ささに泣きたくなることも。
でもでも、そんなしんどさの記憶を、
すっかり押し流してくれた一夜でした。

姪の結婚式の帰り、新幹線の車窓から富士山がきれいに見えました。

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宝永山がくっきり。
晴れやかで清々しい・・・。



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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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