金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

ほろにがいスイカの思い出

  1. 2018/02/04(日) 16:03:00_
  2. 金亀のひとりごと
  3. _ tb:0
  4. _ comment:1
少し前のこと。冷や汗ダラダラのできごとがあった。

都内に用がありスイカカードを使って電車に乗り、新橋駅で降りた。
改札を出ようとしたら、スイカの残高不足で改札バタン。
180円くらいの不足だ。
清算機へ行き、スイカにチャージしようとしたら、さいふの中身は42円! 
ほぼカラッポのさいふで出かけていたとは。
キップを買うのなら、その時点で気がつくのにね。

その日は、ちょっと気の張る集まりがあり、集合時間がせまっている。
(落ち着いて。そうだ、予備のスイカがあるじゃん?)
しかし、機械には二枚目のカードを入れる穴がない! 知らなんだ。
有人改札へ行くしかない。
JRの人に事情を話すと、「現金で清算してください」
しょえー!
「あのあの、文無しなんです」
 なぜか口から出る「文無し」。もしや、人生初の単語かも。
「えっと、なぜスイカで清算できないんですか?」と、わたしは泣きっ面。
「そういう規則でして・・・」
「そこをなんとか、スイカで清算ください!」
「それはできません」
「じゃ、ここからわたしは出られないってこと?」
 そこへ、上司らしき人が登場。
「まあ、いいですよ、スイカで。今回だけは」
 ああ、よかった!
「ちょっと待ってくださいね」と駅員さん。清算窓口には、次々人がやってくるので、
なかなかその手が空かないのだ。
ようやく、人の切れ目に、スイカをピッとやってもらえた。ところが、
「まだ30円足りません」
予備のスイカも、150円くらいしか入ってなかったのか。なんというド貧乏。
でも、30円でよかった! 現金を払って、ようやく改札を出られた。
ところが、目的地へはここから地下鉄だ。
さいふのなかには、12円しかない。
もはやこれまで・・・。 あきらめて帰るか? 欠席の連絡して・・・。
いや、だめだ、帰りたくても12円では、そもそも改札内に入ることもできない。
電話して、今日いっしょに出席する友人に迎えに来てもらうか?
そんな迷惑きわまりない。

 そのとき、はっとひらめいた。
スイカは、デポジット制。
JRにカード本体を返せば、たしか500円戻ってくるはず。
再び改札に行き、「これ返すのでオカネください!」
「あ、ここではできません。外のみどりの窓口へ行って」
みどりの窓口まで走ったよ。ところが、窓口は長蛇の列。
わーん、遅刻だ。でも並ぶしかない・・・。
ジタジタ足踏みして待ち、なんとか500円ゲット!
地下鉄のキップを買い、目的地へ。
五分の遅刻でした・・・。

お金を持たずに出かけたのは、完全にアホやけど、
スイカを返せばオカネが戻ってくることを思い出したのは、
天啓か。窮鼠ネコを噛む? 「貧すれば鈍する」の逆バージョン?
えらかったじゃん、と自分を1%だけほめてやった、という顛末でありました。

  suica.jpg


外出時は、さいふのチェック。そして、
スイカは2枚は使えない。肝に銘じました。

謝礼の出る用件だったので、帰りの交通費は大丈夫でした。ほっ。
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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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