FC2ブログ

金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

一人でいられないのか?

  1. 2018/01/28(日) 17:53:38_
  2. あんな本、こんな本、どんな本?
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「ぼっち」という略語が生まれて、どのくらいたつのかな。
友達のいないサムいやつ、というイメージではあるが
今はちょっと風向きが変わり、
「ぼっち飯」も、若い人のあいだでマイナス印象ばかりではなくなったかもしれない。

オトナに近づいたら、ゴハンくらい一人で食べられなくちゃあね。
実際、一人で食事すると、よーく味わえる。
『孤独のグルメ』の五郎さんのように、『ワカコ酒』のワカコのように、
一人でじっくり料理やお酒と語らい、味わうのって、いいな。

『孤独のグルメ』久住昌之・原作 谷口ジロー・作画 扶桑社
(谷口ジローさん、お亡くなりになって本当に残念です・・・)

グルメ

『ワカコ酒』新久千映・作 徳間書店
ワカコ

飲めないから、お酒中心のお店はいかないけれど、
一人で食事するのは、わりと好き。
でも、となりのテーブルでグループがワイワイやっていたりすると、
ちょっとひるむことも。
そういうときに、思い出すフレーズがある。
「おまえは一人でいられないのか?」

古典名作『バンビ』のなかの一節だ。
 母親の姿が見えなくなり(繁殖期らしい)、泣き泣き探すバンビに、
立派な牡鹿が近づいてきて、こういうのだ。
「おまえは一人でいられないのか?」

『バンビ』は、小学生のころの愛読書だった。
好きすぎて、感想文が書けなかった。
何十年も昔の読書が、思わずところで役に立つなあ。

わたしがかつて読んだのは、高橋健二訳のものでしたが、

             バンビ1
2010年に上田真而子氏の新訳で出版されています。
『バンビ――森の、ある一生の物語 』ザルテン ・作 岩波少年文庫

           
バンビ2

読みやすく、みずみずしい文章で、「読む森林浴」が楽しめます。

どちらも、ディズニーアニメの「バンビ」とは、一味二味違います。



スポンサーサイト

わたしのマトリョーシカ

  1. 2018/01/21(日) 18:57:24_
  2. 金亀のひとりごと
  3. _ tb:0
  4. _ comment:2
マトリョーシカという、ロシアの民芸品のお人形がある。
大きいお人形のなかに、一回り小さいお人形、
さらにその中にもう一回り小さいお人形、と入れ子になっているものだ。

息子たちを見ていると、このお人形を思い出す。
似ているわけじゃないのよ。
「入れ子」だからなんだ。

現在の「成人男性」のなかには、
ういういしい会社員一年生の姿がすっぽりかくれていて、
ときおり顔を出す。
その下には大学生が、その下には高校生が・・・というように、
数えきれない「息子」が、マトリョーシカのように入れ子になっていて、
おりにふれて顔を出すのだ。

昨日は、長男の結婚式。

チャペル


こんな姿が見られるなんて・・・。

式

新居に引っ越す前の晩の夕食に、
長男の好物をそろえた。
鶏むね肉で作るウインナシュニッツェル風のフライ、
マッシュルームのクリームスープ、
マカロニサラダ。
ウマイウマイと、びっくりするほどたくさん食べてくれて、
うれしかったよ。

その姿のなかに、豚肉たっぷりの豚汁を
「うますぎる~」とごきげんですすっていた中学生の君が、
さらにそのなかには、大人用のカレー皿で二杯のカレーを平らげて
おなかをさする小学生の君が、
さらに、マカロニサラダのマカロニの穴にお箸をつっこんで
弟といっしょにはしゃいでいた幼稚園児の君が、重なっている。

何百何千というマトリョーシカたち。
おそらく、子どもを育てた人類はみな、男も女も、
こんなふうにマトリョーシカを胸に抱いているのだろう。

それは、長い長い子育て期間を人類に課した神からの、ごほうびかもしれないね。

結婚おめでとう。

緊張で固くなっていた君と、ういういしく愛らしいNちゃんの姿が、。
わたしの一番新しいマトリョーシカ。


それでも冬が好き

  1. 2018/01/14(日) 18:44:35_
  2. 金亀のひとりごと
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
寒いよー。

ただでさえ気温が低いこの冬、
我が家はさらに寒いことになってる。
秋に、集合住宅の三階から、同じ集合住宅の一階に引っ越したのだ。
いやはや、一階がこんなに寒いとは。
これまで住んでいた三階は、日当たりがよくあったかだった。
南側のリビングにいるときは、早朝の二時間くらい暖房入れれば、あとは
一日中暖房なしでいられたのだ。
今は、「えっ、朝晩暖房つけなくちゃいられないなんて!」とびっくりする始末。

困ったことに春が待ち遠しい。
いや、別に困らなくてもいいんだけどね。
わたしはずうっと、「冬好き、寒いのが好き」でこの30年過ごしてきたので、
寒いのがキライでは自分のアイデンティティとやらがぐらつく。

そう、寒いときに寒いところへ旅行するのも好きだった。
真冬に、信州やスイス、はてはアラスカに行ったりしていたのだ。
極寒の地に生きる野生動物が好き。
グリーク(ノルウエー)やシベリウス(フィンランド)などの、寒い国の作曲家の音楽も好き。
雪が降ると、子どものころからずっと、テンション上がりまくる。

それが今ではどうよ。朝、布団から出るのにも気合がいる。

それでも、朝の散歩だけは続いている(えらい? ←この程度でほめるな)。
寒いときの楽しみは、富士山と霜柱。

富士山


15分くらい歩くと、住宅街のすきまに小さな富士山が見えるスポットがあるのだ。
晴天の真冬しか見えない、レア富士山だ。
富士山を見ると、ハイになるのは日本人のDNAかなあ。
小さな畑には、シャリっとふめる霜柱もある。


     白菜

 つながれた白菜たち。つないでないと、逃げ出すのかな?

さっさかウオーキングすると、冷たい空気が、気持ちよくなってくる。
やっぱし冬っていいな。シチュー煮たりするの、好きだし。

冬が好きでいられた自分に、ほっ。
わたしは、冬が好きな自分を、けっこう気に入っていたんだな。

そう気がついた、この冬の寒さでありました。

寒くてもアロエのつぼみが大きく育ってきました。 
    アロエ





明けましておめでとうございます。

  1. 2018/01/04(木) 18:04:47_
  2. 金亀のひとりごと
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
ちょっと遅くなりましたが、みなさま、明けましておめでとうございます。
今年も「金亀苑」をのぞいていただけるとうれしゅうございます。

我が家のお正月は、長年家族四人で祝ってきまして、
この先10年たとうと20年たとうと、
顔ぶれはかわらないのではないだろーかという
不安が募っておりましたが・・・
なんと、今年は六人!
二人の息子が、それぞれのパートナーを伴ってお節に参加してくれたのです。

    手

「こんな日が来ようとは・・・(涙)」
「奇跡は二度ある」
――このセリフ、ここ一年で何度つぶやいたことか。

息子たちのパートナー選び
(というか、息子を選んでくださった娘さんたち)は、もう最高!
息子たちそれぞれの足りないところを補ってくれる、
絶妙のコンビネーション。
ベターハーフとはよくいったものです。
とびきりうれしいお正月となりました。

しめ飾り大好き。
おめでた続きの我が家なので、神様に感謝して、
ちょっと高い目のものを買いました。

            しめか去り
 例年、リース型のものが多いのですが、
今年は伝統的な形にしてみました。
やっぱり、いいなあ。

今や中国で作られたしめ飾りも多いようですが、
日本の神様の目印になるよう、
毎年国産のものを選んでいます。
年神様、降りてきてくださったかな?



NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY


プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:大塩七華

« 2018 01  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR