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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

備えあれば憂いあり

  1. 2017/12/30(土) 15:49:58_
  2. 金亀のひとりごと
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年末なので、ちょっとくらい丁寧にお掃除をと思い、
ブラシなど出そうと洗面台下の物入れを開けたら、出るわ出るわ。

       掃除1
                          掃除2


洗剤や掃除グッズがいーーっぱい。
オレンジオイルやカビ防止剤、重曹、各種お掃除シート、
窓ふきグッズ、網戸用ブラシなどなど、未使用だったり一回二回使っただけだったり、
10年以上も昔のものまでザクザク。
カナジが掃除をさぼっていた動かぬ証拠だ。

洗剤やグッズのほとんどが、生協の宅配のカタログで注文したものだ。
注文するときは、「よしっ、これを使ってピカピカにしちゃろ」などと、
いっぱしの主婦の片鱗をチラ見せするのだが、
その掃除意欲は、グッズが配達された時点で満たされてしまう。
かくて、洗剤は空しく古くなっていく・・・。

備えあれば憂いあり。

これって、参考書や問題集を買っただけで安心する受験生や、
美容グッズをどっさり買い込む女性心理、みんな共通なんだろうな。
だったら、まあわたしだけがダメ人間ってわけでもないか。

と、そういうふうに中途半端に安心するから、ダメなんですわ。

と、そういうふうにぐちゃぐちゃ考察して、さらに掃除から逃げているわけね。
さっさと掃除せんかい!
・・・いやいや、これから伊達巻作るしー。

そんなこんなですが、みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。

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言葉から解放される時間

  1. 2017/12/24(日) 17:40:13_
  2. 金亀のひとりごと
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サンクトペテルブルグ室内合奏団のクリスマスコンサートに行きました。

          プログラム

会場は、上野の東京文化会館。レトロな雰囲気で好き。

     上野


プログラムは、三大アヴェ・マリア(バッハ/グノー、カッチーニ、シューベルト)に、
アンコールではモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」もあり、
ヘンデルの「オンブラ・マイフ」や
モーツアルトの「ハレルヤ」などなど、クリスマスムードがたっぷり。
室内楽は、オーケストラよりもゆったりと、しみじみと聞けていいな。
大好きな「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲には、泣けたなあ。

家のなかでは、CDをかけても、必ずなにかしている。
仕事だったり、料理だったり。
けれども、コンサートでは音だけに集中できる、というか、しなくては!
(高いオカネ払っているんだから、一音も逃すまいぞ、というさもしい根性も働く)

なにもせず、なにも考えず、感じるだけ。
ただただ、プロフェッショナルが心を込めて創りあげた音に浸る。

けれども、これってけっこう難しいのですよね。
人間は、常に言葉を使って、しゃべっているか、なにか考えているか、
胸のなかでつぶやいているもの。

ちらっと、明日書く予定の文章が頭によぎるけど、あわてて振り払う。
明日のゴミは、なにゴミだっけ? あわてて振り払う。
明日の朝ごはんのおかず、あったっけ? あわてて振り払う。
考えない、考えない。なーんにも。

この日の音楽は、ほんとうに美しく、心を揺さぶられ、
「考えない」時間を楽しめました。

日々、言葉と格闘しているので、
言葉から解放されるのは貴重です。
言葉なしには生きることはできないけれど、
言葉のいらない時間を、たまには創らなくてはね。

こちらは、会場前の広場を、リードにつながれてお散歩ちゅうのうさぎさん。
  
                  usagisann.jpg


あまりのつやつや感に、きゅんとなると同時に、言葉で「かわいい!」と紡ぎ、
さらに「ビロードのうさぎ」を思い出しました。

マージェリィ・W. ビアンコ (著)‎ 酒井 駒子 (イラスト, 翻訳) ブロンズ新社
 うさぎ

言葉なしに「きゅん」だけを持続するのって、難しいや。


クリスマス絵本で、極寒の国へ

  1. 2017/12/17(日) 17:53:14_
  2. 読み語りは楽しいな
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クリスマス絵本で、極寒の国へ
 
市内の放課後児童クラブで、絵本の読み語りボランティアをしています。
12月は、やっぱり一冊くらいは、クリスマスの絵本をプログラムに入れたいところ。

で、今回読んだのは、これ。

『サンタクロースのおてつだい』
ロリ・エベルト 著 ペール・ブライハーゲン 写真 ポプラ社

サンタ

写真絵本です。
でも科学絵本やノンフィクションではなく、ファンタジー。
フィンランドを舞台に、小鳥や馬やトナカイの助けを借りてサンタさんに会いに行き、
プレゼントの配達のお手伝いをする、という内容です。
ストーリー自体は、目新しいものではありません。
でも、動物たちと主人公の少女のあまりに自然なたたずまい、
雪原の美しさに、ほ~~~~っと息を飲むほど。

読み始める前に、子どもたちに、ちょっとよけいなことをいいました。
「これね、絵じゃなくて写真なの」
すると、食いつき方が違う! 
「写真? じゃあ、ほんもの?」
「ぬいぐるみじゃないの?」
「ううん、ほんものだよ」

ほんとうに、ほんものの動物写真です。
本文の画像を載せられないが残念!
どうやって撮って構成したのかな?
サンタさんのそりが空を飛ぶところなども、ものすごく自然です。

この絵本、読むと10分くらいかかってしまう長いもので、ちょっと心配でした。
ストーリーテーリングでは、10分15分のお話でも、
こどもたちはちゃんと聞いて楽しんでくれます。
でも、絵本の場合、10分だと飽きてしまうことも。
じっと絵を見つづけるのが、くたびれるのかもしれません。 
絵本はもともと、大勢を相手に読み語るものではないからでしょう。
自分で読んだり、一対一で読んでもらうときはだいじょうぶ。
だから、大勢に読み語るときは、お話のおもしろさはもちろんですが、
絵に魅力がないと集中力がもたないのです。

この美しい写真絵本に、子どもたちはたっぷり浸ってくれたようでした。
写真の力ですね。

わたしが特に好きなのは、美しい雪原、そして「ジャコウウシ」。サンタさんへの道案内役で登場します。

ジャコウウシ
(写真は、ツアー会社の「生涯感動」さんHPからお借りしました)

ジャコウウシは、アラスカや北欧やカナダ北部のツンドラ地帯に住む大型のウシ科の動物で、
冬眠しません。極寒の北極圏で群れで生きています。

敵に襲われたり、強風で寒さが厳しい時には、オトナが円陣を組み、
その中に子どもたちを入れて守るそうです。
マイナス50度の雪嵐に円陣を組んで立ち向かう、ジャコウウシ・・・泣けません?
体毛や呼吸器官は、おそらく地球上でもっとも寒さに適応しているのではないかな。
10年ちょっと前にアラスカに行ったときに、その存在を知り、大好きになりました。

寒さが駆け足でやってきた今年の冬、
おこたで、寒い国の絵本を手にとってみては? プレゼントにもお勧めです。



片手鍋の思い出

  1. 2017/12/10(日) 18:53:37_
  2. 金亀のひとりごと
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先日、奈良市内で母の三回忌を行いました。

行きの東海道新幹線でのお昼は、崎陽軒のシウマイ弁当。

         週毎

母がまだ施設や病院に入っていたころ、面会に向かう
東海道新幹線のなかでのお弁当といえば、これ。
母の面会は切なくなることも多いので、このお弁当で気合を入れていました。
だっておいしいんだもーん。

母はそそっかしい人でした。お皿を割ったり転んだりはしょっちゅうでした。
わたしが子どものころ、母が台所で、片手鍋をひっくり返したことがありました。
腕がぶつかったのでしょう。
ぶちまけた中身が味噌汁だったか煮物だったか忘れましたが、
「まったく、こんな危ないものを!」と、鍋に向かって癇癪おこしていたっけ。

結婚したわたしの新居にやってきたとき、片手鍋があるのを見て、
母はきっぱりといいました。「危ないからやめなさい」
でも、使い続けたけどね。
腕や袖をひっかけないよう、できるだけ柄を突き出さないような置き方をしていました。
母がひっくり返した片手鍋の一件は、深くふかーく記憶に刻まれて、
みごとな反面教師になっていたようです。
まだ一度もひっくり返していません(自慢になることか?)

今、愛用しているのは、これ。
柄がはずれて、両手鍋としても使えるタイプ。

          鍋①

                          鍋2

柄をはずすと強火のとき柄の付け根が焦げなくて助かるし、収納にも便利です。



「児童ペン賞」、おめでとうございます!

  1. 2017/12/02(土) 16:29:22_
  2. 児童書のぐるり
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12月1日、「児童ペン賞」の授賞式に参加してきました。
受賞者には、先輩やお友達がた~くさん!

受賞作は、いろいろなジャンルの本。選考、たいへんでったことでしょう。

童話賞
楠 章子『ばあばは、だいじょうぶ』 (童心社・2016年12月)
同 画家賞 いしいつとむ

ばあば

詩集賞
なんば・みちこ『トックントックン 大空で大地で』(銀の鈴社・2016年4月)

とっくん

絵本賞
すとうあさえ『十二支のおもちつき』  (童心社・2016年10月)
同 画家賞 早川純子

12し

ノンフィクション賞
ささき あり『ぼくらがつくった学校』(佼成出版社・2017年7月)

                ari.jpg

童話集企画賞

花・編『ワニと猫とかっぱ それから…』 (神戸新聞総合出版センター・2017年6月)
 わにと
 
少年小説賞
工藤純子『セカイの空がみえるまち』 (講談社・2016年9月)

セカイ


児童ペン新人賞
 童話部門 新人賞  阿知波 周生 「『ごめんなさい』をさがしに」
              大島 政春 「じゃがいもの花」
        佳作   松﨑 泰子 「なおちゃんとルー 」
        佳作   いどき えり 「おかあさんのオッパイ 」
        佳作   石川 浩子 「えらい坊さん 」  
 詩部門  新人賞  さいとう まこと 「ひいばあちゃんとふうせん」

みなさま、おめでとうございました!
 
昨年のこの日。わたしは受賞者として登壇していたのですが、
数日前に転んで足の甲の骨に小さなヒビが入り、松葉づえ姿だったなあ~。
一年はあっというまでした。
キラキラとまぶしい受賞者のみなさまの笑顔を目にして、
この一年で、わたしは成長しただろうか? というか、退化をまぬがれていただろうか?
と、ひそかに一人反省会。
骨のヒビは、完全にくっついたようですが(それだけかい!)

さあ、明日もがんばって書こう!



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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:大塩七華

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