金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

童話作家・画家 かこまさみさんのこと

  1. 2017/08/12(土) 12:40:36_
  2. 新しいインクの匂い
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  4. _ comment:0
友人のかこまさみさんが、数年の闘病のすえに亡くなってから、早や二か月。
かこさんにお目にかかったのは、実は一度だけで、
あとはFacebookや児童文芸家協会のイベントなどのお付き合いだけでした。
でも、長いことお友達でいたような気がします。
そんなふうに感じさせてくださる方だったのですね。

いつでも前向きで明るく、最後まで童話の創作と画を描くことに打ち込まれていました。

かこさんの、ご自分の葬儀のためにご家族に残したメッセージは、
①だれでも 身一つでおこしください。
②野の花のような服装でおこしください。喪服は着なくて良いです。
というものでした。
まるで一編の詩です。ね? 今も、ドライアイの目がうるみます。

そのかこさんの作品が、雑誌に掲載されました。
余命わずかという宣告をされてから、掲載が決まったものです。

「家の光」8月号 「はたけのすもう」 作・かこまさみ 絵・星野イクミ
「ちゃぐりん」9月号 「ゴーゴーミバコ」 かこまさみ 作・絵

 DSC_1533 (004)


そう、かこさんは、念願の童話作家・画家として亡くなったのです。
残念ながら、雑誌の発刊には間に合いませんでしたが、ゲラは見ることができたそうです。
よかった・・・。

どちらの作品も明るくて元気がよくて楽しくて、
苦しい息の下で推敲し、筆を握られた作品とは思えません。

作家仲間みんなで応援していた「童話作家・画家 かこまさみ」、
あなたのことは、いつまでも忘れないでしょう。
怠け者のわたしを遠くから叱ってくれる人が、また一人増えてしまったのですから・・・。


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あま~い児童書大国 イギリス旅行記③

  1. 2017/08/04(金) 17:12:49_
  2. 金亀のひとりごと
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  4. _ comment:0
イギリスでよかったのは、魔法が生きているようなエディンバラや、
緑と調和した古い町並みの美しさですが、
今回は、ちょっとしたこぼれ話を書いてみます。

*スイーツが甘い!
 昼食で、伝統的なアフタヌーンティをいただく日があった。
 会場はイングランド中央部、
 あの陶器のブランド、ウエッジウッド家が所有するマナーハウスで、
 サンドイッチと、クロテッドクリームを添えたスコーン、ケーキが供される。
  サンドイッチは一人4切れ、しかし……パンが厚い! 

 21でかいサンドイッチ

 いや、おいしかったのよ、でも、ヤバイ。これだけでおなかが七分目だ。
 イギリスの物語に出てくる、薄くて上品な胡瓜のサントイッチを食べてみたかったな。
 スコーンもでかい! 日本で売られているものの二倍はある。
 いや、おいしかったのよ。でも、ヤバイ。これでおなかは九分目。
 ケーキのためにおなかの隙間を無理に広げて、口に入れたら、あま~~~い!
 しかも、ケーキは一人三個もある。
 上から、蜂蜜ケーキ、ビクトリアケーキ、ジンジャーケーキ。

 22ケーキが一人三個も。甘い!
   
 どれも素朴なルックスで素朴な味わい、
 かの昔、どこかのお屋敷で作られてから、レシピはまったく変わっていないのかも。
 とにかく甘い。
 甘さ控えめに慣れている日本人、完食できた人はいなかったようだ。
 添乗員さんに聞くと、イギリスのスイーツはだいたいどこも甘いのだそう。

 アフタヌーンティは、ふつうはたっぷりの紅茶を飲みおしゃべりしながら、
 ゆっくり楽しむものなのだろう。
 この大甘ケーキだって、優雅に笑いさざめきながら、二時間もかければ
 完食できたかもしれない。
 パシャパシャ写真とってせかせか食べて、
 あっというまにバスで走り去っていくジャパニーズには、まったく不似合いなのだった。

*移民が多い!
 どこへいっても、アジア系の人々に大勢出会った。
 ロンドンでは特に多く、道行く10人のうちの2,3人はアジア系じゃないかな。
 移民が極端に少ない日本が、ちょっと恥ずかしくなっちゃった。

*タトゥーが多い!
 これは、東京オリンピックを見据えて論議になっているが、
 入れ墨が「反社会的勢力」のシンボルとなっている日本とは、やはりかなり違う。
 バスの運転手さんなどは、ほとんどの人がタトゥーでおしゃれしていたな。

*犬が多い!
 どこにいっても、犬が主にきっちりしたがって、たかたかと歩いていた。
 お行儀がすごくいい。吠え声は一度も聞かなかったな。
 エディンバラには、「忠犬ボビー」という有名なワンさんがいた。

23忠犬ボビー
ボビーの銅像       

 主人亡き後、自分が死ぬまでの14年間、主人のお墓を守るように寄り添っていたそうだ。
 ボビーの墓には、たくさんの木の枝が。
 「とってこーい」と遊ぶための枝を、墓地を訪れた多くの人が、お供えするんだって。

          24ボビーのお墓には枝のお供えが


*やっぱうらやましい、児童書大国
 「ハリー・ポッター」、「ピーターラビット」、「アリス」、「パディントン」などなど、
 数え上げたらきりがないくらい、児童書のキャラが有名だ。
 
 自分用のおみやげに、ピーターラビットのティセット(ミニチュアです。テイポットの高さ4センチ)、
 「アリス」のなかで一番好きなキャラ、チェシャ猫のマグを買いました。

        DSC_1513.jpg

        DSC_1515.jpg

        
 童話がイメージキャラクターとして定着している国って、いいな。
 スイスの「ハイジ」、フィンランドの「ムーミン」スウェーデンの「ピッピ」、
 イタリアの「ピノッキオ」、デンマークはアンデルセン一色だし~。
 世界に愛される日本の童話キャラって、まだ無いんじゃないかな。
 そこがとっても残念な、イギリス旅行でありました。
   
    おいおい、 ひとごとのように残念がっていないで、自分で生み出せば~? 
         いやー、ははは……(力なく笑う)




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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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