金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

麹菌に愛を込めて

  1. 2015/01/27(火) 21:24:39_
  2. 金亀のひとりごと
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今、我が家は空前の味噌ブームとなっている。
愛知県在住の友人から、味噌かつ用のお味噌をいただいたのだ。
わたしは、とんかつやフライにはソースはかけず、
塩とレモン汁だけで食べることが多い。
だから、このおみそ「つけてみそ かけてみそ」も、
おいしいのかな?と疑いつつ、とんかつを揚げ、かけてみた。

おいしかった~~! 味噌の味が深い。
甘すぎることもなく、だんぜん、ソースよりもおいしい。
おミソれしました。
お豆腐や野菜スティックや、揚げ茄子でもいけそうだ。
メーカーさんのHPを開いてみたら、こんなコピーが。
「どんなものでも名古屋の味に変えられる名古屋人なら知らない人はいない一品です。」
うふふ、リキ入ってますな。名古屋人のソウルフードですね。

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写真右。こんな、ケチャップやマヨネーズのような容器で売っているなんて、
関東では見たことがないな(使いかけのチューブの写真、しょぼくてスミマセン)。

先日、取材で沖縄へ行ったとき、食べたおにぎりの中身に
甘い味噌が入っていて、びっくり。
沖縄の伝統食品、「油みそ」だ。
コクのある甘味がおいしい。
ご飯のお供のほか、これもお豆腐や野菜に合いそうだ。
七十年前、沖縄戦のとき、避難した住民は油味噌と黒糖で
命をつないだという。

もともと我が家に常備しているお味噌は、信州味噌と八丁味噌。
八丁味噌は、料理の隠し味に使うことが多い。
何に入れるかって?
ビーフシチュー、ビーフストロガノフ、カレー、
デミグラスソースに加えてハンバーグソース、
麻婆豆腐、肉そぼろ、ミートソース、などなど。
おいしいですよ~。ぐっと味わい深くなる。
コツは、調理の早い段階で加えること。
後から加えると、お味噌の味が強く残ってしまう。

味噌、醤油という、日本の調味料の主役は、ともに
麹菌、乳酸菌を主とした発酵食品だ。
菌ちゃん、ありがとうね。あなたたちのおかげで、
日本人が元気です。
  
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わたしのコレクションから、マンガ「もやしもん」の、麹菌(左)と乳酸菌のマグネット。らぶりー?

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恐いよ、といい続けるぞ。

  1. 2015/01/17(土) 17:45:56_
  2. 児童書のぐるり
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前回に引き続き、戦争は恐い、といい続ける。

戦争を体験した方に話をうかがうため、沖縄へ行ってきた。
お話をしてくださったのは、男性と女性、お一方ずつ。
沖縄戦の話は、独特かつ象徴的であるように思う。
酷く、辛く、悲しいのはもちろんだけれど、
軍部の醜さが際立っているから。 
 
沖縄を捨石とした日本軍の作戦(作戦と呼べるなら)。
自分たちが助かりたいがため、
さまざまな酷いことを沖縄の住民にしいた自国の兵士たち。
この小さな沖縄の島、のどかで美しい島に
集約されたおぞましさは、世界でも類を見ないかもしれない。

わたしの地元の昭和史研究者が語ったこと。
「太平洋戦争で死んでいった人は、
英霊なんかじゃない。犬死にさせられたんです」
「恐いという感情を、押さえてはいけません。
殺すこと、殺されることが恐くないはずがない。
生の感情や生存本能を麻痺させることが、勇気なのではありません。
『恐い』と声をあげることに勇気を使いましょう」

だから、何度でも言おう。戦争は恐い。
他国が軍隊を出しているのに日本だけが出さないわけにはいかない、
なんてリクツがあっても、
恐いから嫌です、といいたい。
「感情でものを言うな、論理的に思考せよ」といわれても、
「感情で言う、それのどこが悪い?」とまっすぐに見返したい。

沖縄陸軍病院 南風原壕群20号。

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この、岩穴の防空壕内が病院です。
狭い横穴で、くずれてきそうなむき出しの岩壁。

負傷した兵士たちはこの洞窟内の狭い木の棚に、こうしてただ寝かされていました。
(南風原文化センター内の展示・写真OKでした)
壕のなかは暗く、死臭が立ちこめ、兵士たちのうめき声やすすり泣きが反響していたことでしょう。
 
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南風原文化センター内に展示されていた御嶽(うたき)のレプリカ。
琉球の神さまや先祖を祀るところですが、なかに鳥居があります。
明治政府以降の皇民化政策」により、無理くり鳥居を置いていたそうです。
知らなかった……。申し訳ない。
          
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平和祈念公園の「平和の礎」。石碑の芳名には、敵国自国の区別はありません。
清浄な空気が流れていました。

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恐いよ。

  1. 2015/01/08(木) 21:37:32_
  2. 児童書のぐるり
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               慶良間

わたしが一番恐いもの。なんたって、圧倒的に戦争です。
子どものときから恐いけれど、今、またさらに恐さMAXです。
というのは、明後日から沖縄へ、沖縄戦の取材に行くため、
資料を読んでいるところだからです。
この非道さ(それも自国軍の)、吐きそうなほど恐いです。

わたしは、小学生のころ、世界はだんだんいい方向に向かうのだ、
それが人類の進歩というものだろう、と単純に信じていました。
差別や貧困はだんだんなくなっていき、戦争は遠い過去になるのだ、と。
でも、このごろはかなり不安です。
たいして、あるいはぜんぜん、人類進歩してないじゃん。
日本の今の状況は、戦前に似ているし。

戦争が限りなく恐いので、沖縄、しっかり見てきます。

写真は、沖縄の慶良間諸島・渡嘉敷島。
沖縄本島に先立って、米軍はまずここへ上陸しました。
今はこんな美しいビーチですが……。
画像はウィキペデイアからお借りしました。


明けましておめでとうございます

  1. 2015/01/01(木) 12:06:10_
  2. 金亀のひとりごと
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明けましておめでとうございます。

師走の慌しさから、元日の静寂へ。このギャップが好きです。
にぎにぎしい「紅白」の喧騒が終わると、
永平寺あたりの雪景色の静けさに変わるNHKのごとく。
クリスマスの街の飾りはどこもきらきらしく、
正月飾りのほうが好きなわたしは、このくらいの情熱をもって
門松立ててほしいなー、などと思うのですが、
クリスマス後にいっせいにお正月用品に様変わりするスーパーや、
テレビの大掃除特集をチラ見するにつけて、
やっぱり日本人の「正月ハイDNA」は健在なんだ! と安心します。
それにしても、元日から営業するお店が増えたこと……。
みーんな休んで、家でぬくぬくしていてほしいなー。

今年の目標。
お仕事面では、与えられた機会を逃さず、大切にして、
こつこつ一所懸命やるしかありません。
それプラス、機会を自分で造ることも大事なんですよね。
実は、これが一番苦手とするところで。
いいトシしてグズなもんで、ヒジョーに情けない思いをすることもしばしばです。
このグズぐせを、なんとかしたいものです。
……めっちゃむずかしそう(ここが、すでにグズです)。

お仕事外では、具体的かつ壮大な目標(個人の意見です)があります。
ピアノ曲「月の光」を弾けるようになること。
昨秋から、二年ほど中断していたピアノのレッスンを再開して、
ついに積年のあこがれのドビュッシー「月の光」に挑戦しています。
ピアノは、実は書くお仕事を始める前から、
「大人のためのピアノレッスン」というやつを受けていまして、
年数だけはいっちょまえですが、ど下手です(謙遜ゼロ)。
いつになっても、バイエルを一歩出た程度です。
だったら、それ相応の簡単な曲を練習すればいいのに、
大それたことにドビュッシーやサティの曲が好きで、
練習しては「むり~~!」「CDで聴くのとまるで別の曲になるよー」と嘆くことしきり。
それでも、「月の光」への憧憬は消えず、
「生きているうちに最後まで弾ければいいや」という
ゆるーくも長大なスパンで譜読みを始めた次第。

来年の元日のブログに、「下手ですが弾けるようになりました」と
報告できますように。
今年もどうぞよろしく、「金亀苑」におつきあいくださいませ。

我が家のお正月のお飾り。けけけ、実は妖怪熊手。
魔を呼んでしまうかもね。
妖怪の造形作家さん、茶柱立太さんの作品です。

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我が家の亀さんの水槽にもお飾りを。
「おっ、正月やな」

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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