金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

お祝い会のきらきらを吸ってきました

  1. 2014/09/21(日) 11:39:19_
  2. 児童書のぐるり
  3. _ tb:0
  4. _ comment:2
昨日はとても素敵な日でした。
松井ラフさんの初出版のお祝い会です。

児童書界でのお仲間のお祝い会に、いくつか出席させていただきましたが、
何度出席してもいいものです。
出版された方は、きらきら。外側も内側も輝いています。
いっしょの空気を吸うだけで、
輝きのおすそ分けをいただけます。
(……若者の気を吸う魔物か? 自分も自ら輝けよ!――ハイ、スミマセン)

松井ラフさんの著書は、「白い自転車、おいかけて」PHP研究所刊。
日本児童文芸家協会主催の第14回創作コンクールつばさ賞優秀賞受賞作です。

         51g0VHi-87L_convert_20140921112428.jpg

ラフさん、ほんまにおめでとうございます。
受賞時に拝読し、
「いい作品だなあ、形になるといいなあ」と思っていました。
今回、狩野富貴子さんの暖かなイラストに飾られ、
掛け値なしに子どもたちの心に響き、寄り添い、
勇気づける一冊として誕生しました。
「日常を、奇をてらわずに、おもしろく書くということは、
なかなかできることではありません」という
山本省三さんの祝辞に、大きくうなずきました。
      
             DSCF5943_convert_20140921112628.jpg
            著者の松井ラフさんと山本省三さん。ほらね、きらきら!

おいてけぼりにされるのがイヤで、
おねえちゃんの自転車のカギをかくしてしまったゆか。
その自責の苦しさが、ありありと伝わってきます。
ケストナーが書いているとおり、
「子どもの涙はけっして大人の涙より小さいものではない」のですね。

驚いたこともあります。
出版されたものと、受賞時のものとを読み比べてみてわかったのですが、
受賞時のままの文章だということ。
分かち書きを増やし、逆に漢字を少し増やして、
読みやすくしてありますが、文章・構成はまったく変わっていません。
これはすごい! 
それだけ、応募作品がハイレベルであったということですね。
「つばさ賞」のグレードの高さがうかがえます。
……と、つばさ賞の運営にかかわる身としてニヤついていたのですが。
昨日お聞きしたところによると、
ラフさんが所属する創作勉強会「河童の会」で、
幾度も合評の俎上にあがった作品とのこと。
元々の作品が素晴らしかったのはもちろんですが、
その元の「玉」をどう磨いたらより輝くかを
親身に考え適切な批評をさしあげた
河童の会のみなさんのレベルの高さには脱帽です。

「河童の会」は高橋うららさん主宰の勉強会で、
作家の井上明子先生もご指南役でいらしたそうです。
この会からはすでに、森川成美さん、近江屋一朗さん、はやみず陽子さんが
デビューされています。
まさに「進撃の河童」!


スポンサーサイト


NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY


プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

« 2014 09  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR