金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

江戸で遊学中です

  1. 2014/09/16(火) 18:16:17_
  2. あんな本、こんな本、どんな本?
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
江戸文化歴史検定、三級合格しました!

     DSCF5942_convert_20140916180629.jpg
  

といっても、今回の三級試験の合格率8割近くですから、
まるで自慢になりませんが。

この試験はどういうものなのか?
同検定のHPによりますと、
「本来、日本の心はモノを大切に人の力で、
環境にやさしくというライフスタイルを形成してきました。
その身近なルーツが江戸の社会にあるのです。
今見失いがちな日本の心を思い起こし、
未来に役立てようという趣旨で実施しています」とあります。

まあ、受かってもなんの資格にもならないかわりに、
落ちても困ることはないですから、まったくのアソビ心での受験ですね。
そのアソビ心がまた、江戸っぽいのですが。
ちなみに、3級はもちろん一番初歩で、
1級となると合格率1パーセントという、
超狭き門です。

わたしが江戸時代の文化に興味を持つようになったきっかけは、
はっきりしてます。それは杉浦日向子さんのマンガ。
それまで、わたしは、ずっと浮世絵の、
あのヘンテコな美人画や役者絵の良さがさっぱりわからず、
「江戸時代の人って、美的感覚おかしいんちゃう?」
などと不遜なことを考えていました。
ところが、杉浦日向子さん描く「百日紅」
(葛飾北斎を中心に、娘のお栄や渓斎英泉、歌川国直などの絵師を描いた物語)を
読んだら、コロリ! 
浮世絵がすごく美しくクールなものに見えてきたではありませんか。
       杉浦日向子

写実的に描く西洋画と対極ともいえる、あのデフォルメされた人物画は、
「見たまんまを描くんじゃあ、おもしろくねえや」という
芸術家たちのアソビ心あふれるセンスと、
鳥獣戯画から連綿と続く躍動感あふれる美意識から生み出されたものだったのですね。

ここで、窓がぴゃっと拓かれました。
あれよあれよというまに、江戸の文化がおもしろくなってきたのです。
それからは、杉浦さんの著書を次々あさり、
次いで石川英輔さんの本を読み、気分はすっかり江戸通。

         英輔石川

 
しかし、あくまでも気分だけです。
実は徳川将軍15代を全部いえなかったり、
藩名を知らなかったり、
教科書に出てくるような大きな改革や事件を理解していないままの、
まやかしモンでした。

これじゃいかん。ちゃんとした江戸通になりたい。
そこで検定試験に挑んだというわけです。
試験突破という目標があれば、多少は系統だって勉強しますから。

勉強といっても、実生活では何の役にもたちません。
公式テキストをひもといていたこの2か月あまり、
この「役に立たない感」がとっても気持ちよくて、
クセになりそう……。
次なる目標は、当然ながら2級試験突破です。
こちらは合格率10%以下。
なんで一気にこんなに難しくなるの~!
 

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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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