金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

「給食の先生」へのあったかエール

  1. 2014/08/07(木) 20:25:21_
  2. 新しいインクの匂い
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
今の学校給食は、とってもおいしいらしいですね。
子どもたちの好みを取り入れたバラエティに富んだメニューは、
もちろん栄養バランスもばっちり。
天然ダシを使ったり、旬の食材や地場産の素材も取り入れ、
見た目にも美しく、ひと昔の脱脂ミルク世代とは大違いのようで。
給食が楽しみで学校へ行く子も多いと聞きます。
同じ献立を同じ仲間と何年にもわたって、いっしょに食べるのですから、
学校給食はまさに同じ釜の飯。
そんな給食を支えているのは、給食調理員さん、そして栄養士さんです。

友人の光丘真理さんの新刊、「給食室のはるちゃん先生」(佼成出版社)は、
小学校給食の栄養士を長年努められた関はる子さんが主人公です。
給食の先生の物語って、ありそうでなかったかもしれません。

はるちゃん


「はるちゃん先生」は、食べるのが大好き、食べてもらうのも大好き。
あふれるほどの愛情を全開にして工夫を重ね、
子どもたちにおいしく給食を食べてもらおうとします。
    栄養の知識を楽しくわかりやすく伝えるためにパネルシアターを作ったり、
    「給食室たんけん隊」と称して調理室を案内したり。
    はるちゃん先生は常に子どもたち目線です。それがとってもあったかいのです。
    こんな栄養士さんのいらっしゃる学校の子どもたちは、幸せです。
    全国の給食の先生、調理員さんに心からエールを!

    本文や、表紙裏のイラストは、絵の上手なはるちゃん先生ご自身によるもので、
    これがまたとっても楽しく、本全体を生き生きとオシャレにしています。
    作者の光丘さん自身たいへんな料理上手だけあって、読むとおなかがすいてくる?
    「子ぎつねごはん」、なんておいしそうなの!

    実はわたしも、栄養士の資格を持っています。
    資格だけのペーパー栄養士ですが。
    栄養士取得のカリキュラムで、病院や事業所の厨房での調理実習を
    経験なければならないのですが、実習後、
    「わたしにはこの仕事は無理~~~」と断念しました。
    五〇人分ものシチュー鍋を持ち上げたり、
    ボートのオールのようなしゃもじでかきまぜたりしながら、
    デスクワークや栄養指導までこなす、
    そんなアッパレなことができるとは思えなかったのです。
    でも、この本を読むと、やっぱり栄養士さんて素敵、
    「あ~、がんばってこの仕事につけばよかったなあ」などど、
    おのれの能力不足を棚にあげてうらやんでしまいました。
    
    資格を生かせないのは残念ですが、
    今も家事のなかで一番好きなのは料理です。
    特に、献立を考えるのはまったく苦になりません。
    主婦になってこのかた毎日つけている献立表は、ウン十年分になりました。
    ……むむ、それって掃除洗濯からの逃避か?

     わたしのフィギュアコレクションから、昭和四十年代初めの給食(5センチ×3センチ大)。

DSCF5855+(640x480)_convert_20140807202559.jpg


     脱脂ミルクの時期は終わり、ビンの牛乳になっています。
     シチュー(トン汁かも)に、鯨の竜田揚げ(かな?)、
     バナナ半分、食パン3枚、イチゴジャム、そして先割れスプーン!
     食べましたなあ、こういう給食。
     鯨の竜田揚げ、もう一度食べてみたい。




スポンサーサイト


NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY


プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

« 2014 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR