金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

『本当にあった? 世にも不思議なお話』新刊でーす

  1. 2017/02/23(木) 18:16:03_
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新刊、出ます!
『本当にあった? 世にも不思議なお話』
編・たからしげる イラストsimano、PHP研究所刊。

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10名の作家によるオムニバスです。
執筆者は、山本省三さん、高橋うららさん、深山さくらさん、
みおちづるさん、後藤みわこさん、名木田恵子さん、石崎洋司さん、
山下明生さん、天沼春樹さん、そしてカナジ。
ひゃー、なんという豪華メンバー! (カナジ、混じっててすみません)

物語は、すべてほんとうにあったことを元に書かれています。
わたしは、10数年前に知り合いから聞いた体験談を元に物語にしました。
その方は、都内の小・中学校の夜間警備員さん。
夜中の見回りで、ちょっと不思議なことがあり――。
恐い話ではありません。
とっても心に残るお話だったので、いつか物語にしたいと思っていました。
機会を与えてくださり、編者のたからさん、PHPさん、ありがとうございました。

この本は三冊シリーズで、3月初めに同時発売です。

『本当にあった? 世にも奇妙なお話」
  たからしげるさん 松原秀行さん 宮下恵茉さん 楠章子さん 
  越水利江子さん 横山充男さん 芝田勝茂さん 村山早紀さん 
  牧野節子さん 三田村信行さん

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『本当にあった? 世にも不可解なお話』
  小森香折さん 森川成美さん 石井睦美さん 光丘真理さん
  加藤純子さん 池田美代子さん 山口理さん 最上一平さん 
  那須正幹さん 工藤純子さん

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ほんまにすごい執筆陣です。イラストもおしゃれ。
ため息のでそうな競作、よかったらお子さんに勧めてくださいね!

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「知里幸恵物語」の思い出

  1. 2016/09/11(日) 16:32:23_
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『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』(PHP研究所)が、
「第二回児童ペン大賞」をいただくことになりました!
ただただびっくりです。

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いっしょに大賞を受賞したのは、
堀米薫さん『あきらめないことにしたの』(新日本出版社)

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そして、詩集賞に、こやま峰子さん『未来への伝言』(未知谷)、

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絵本賞に、かさいまりさん『くれよんがおれたとき』(くもん出版)

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童話集企画賞に、KHODS『いただっきー!』(銀の鈴社)。

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おやおや、存じ上げている方ばかり!
創作ユニットKHODSのメンバーともお友達です。
うれしいなー。

賞をいただいたといっても、わたしの手柄ではないことは、
自分が一番よくわかっています。
まさに、知里幸恵さんの、真摯な生き方に対しての賞です。

書き始めたとき、わたしは、一日も休まずに書こう、と決めました。
自分の内側へ、幸恵さんにすっかりと居ついてもらうためです。
途中、関西の病院へ母の面会に行ったり、山陰に旅行したりの日々もありましたが、
ポメラと資料を持参して、ワンシーンだけでも、数行だけでも、とにかく書きました。
高齢の母に娘と認識してもらえない日でも、
鳥取の砂丘から日本海を眺めた日でも、
寝る前の10分間、あるいは温泉につかる前の15分だけでも、
資料と開くと、不思議なほど頭がすぐに切り替わりました。

そして、《その日》の前日となりました。
わたしは、家人にもらしました。
「明日、死んじゃうの・・・」
幸恵さんは、一九歳で急逝するのですが、
そのシーンを書くのがいよいよ翌日となったのです。

文章は、すでに頭のなかでできています。
早く書き上げたい。でも、終わりにしたくない。
その晩は、妙に気持ちが冴え冴えとしていました。

翌日。図書館のいつものPC持ち込み席で書き上げました。
「死んじゃった・・・」
 悲しいけれど、ほっとして、でもやっぱり寂しくて、
 その日の午後は脱力して、モンロワールのリーフチョコをお伴に、
こたつで猫のように丸くなって過ごしました。
 
そんな思い出のある『知里幸恵物語』です。


パラスイマー、一ノ瀬メイさんの本です。

  1. 2016/09/04(日) 18:29:43_
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リオ・パラリンピック開会まで、あと四日となりました。
このタイミングに合わせ、
新刊「私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー 一ノ瀬メイ」(学研プラス)が
8月末に出版になりました!

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パラリンピック水泳の日本代表選手である一ノ瀬メイさんは、19歳の大学生。
先天性右前腕欠損で、右腕はひじから先がありません。
好奇の目、偏見の目にさらされることもありましたが、
持ち前の明るさと好奇心とチャレンジ精神で、
「メイにもできる!」と、いろいろなことに挑戦してきました。
そして、一番自分の力を発揮でき、また思いを発信できる場として競泳の道を選び、
ついにパラリンピック初出場。
そんな彼女が、「今日も泳ぐ理由」とは?

それは、筋肉ゼロ・運動能力ゼロの完全インドアおばさんのカナジが、
「アスリートの物語を書く理由」とも一致するわけなのですが・・・。

それにしても、今回のパラリンピックは、これまでになく注目度が高いですね。
パラスポーツが「福祉政策」としてだけではなく、
スポーツであり、アスリートのハイレベルな戦いであることが、実感できます。
障がい者のイメージが、大きく変わってきたかな?

それなのに、あの相模原での殺傷事件・・・あまりの明暗の差に
めまいがしそう。

ともあれ、各国のパラリンピックの選手のみなさんが、
自分自身のために、
そして国家間のメダル争いという小さいものを越え、
この世に生きる人すべての明るい未来のために、
いいプレーをしてくれますように。

がんばれ、メイさん! 



「知里幸恵物語」と「チェプオユンの汽車」の意外な関係

  1. 2016/06/19(日) 21:57:02_
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わーい♪ 毎日小学生新聞で、
『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』を
紹介してもらえました。

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幸恵さん、よかったですね~。 

さて、日本児童文芸家協会のイベント、「書き下ろし童話展」が
渋谷の「アートギャラリー道玄坂」で開催中です。

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といっても、明日で千秋楽。アップするの遅すぎだよ!

わたしは、「チェプオユンの汽車」という絵物語で参加しています。

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絵は、汽車大好き人のなかむらしんいちろうさん。
大迫力の、それでいてユーモラスなイラストでしょ?

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ある遠い西の国の小島を走る、ちょっと変わった汽車のお話です。
「チェプオユン」は、この国のことば(もちろん造語です)で、
「チェプ=オ=ユン」という文節に分かれます。
チェプは、実はアイヌ語。「魚」という意味なんです。
お話はアイヌとは無関係ですが、ことばだけお借りしました。

わたしが一番乗ってみたい汽車を、物語にしました。あ~、乗りたい。



『知里幸恵物語』、出ました!

  1. 2016/05/29(日) 13:17:08_
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26日は、日本児童文芸家協会の、総会、贈呈式、懇親会でした。
総会の前にも、会議と交流会がありました。
一年で一番長い日は、無事に、にぎやかに楽しく終了しました。
                2016 懇親会


深夜帰宅したら、おお、印刷したてのわたしの著書がどんと届いてました。
『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』
PHP研究所からです。

 幸恵


「知里幸恵」は大正時代、アイヌ人として初めて、
アイヌの詩物語「ユカ」を日本語に訳した女性です。
「銀のしずく降る降るまわりに……」、聞いたことありますでしょうか?
それが、知里幸恵が訳したカムイユカ「梟の神の自ら歌った謡」の出だしの詩句です。
 幸恵の生涯を追っているあいだは、
心が震えるような喜びと悲しみに浸れたひと時でした。
でも、アイヌの歴史や文化についての記述は難しくて、
いやもう、編集者さんや監修協力の先生に、
めっちゃご苦労をおかけしました。
はひ~、なんとか出版にこぎつけました~。
それにしても、あの高名な金田一京助博士が、
「語学の天才」と絶賛したのが、知里幸恵さん。
その才媛のことを、わたしなんかが書いちゃっていいのだろうか・・・?(今さらなにいうか)

勉強のために、アイヌのお料理教室にも行ったこともあります。
鹿肉の煮込みとか、イクラどっさりポテサラとか、
じゅるる~、そりゃもう、おいしかった!




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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:なかむらしんいちろう

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