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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

メイさん、ジュリちゃん

  1. 2018/07/01(日) 17:01:42_
  2. 金亀からのお知らせ
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うれしいお知らせをいただきました。

『となりの猫又ジュリ』(絵・はしもとえつよ 国土社)、
長崎県の読書感想文コンクール課題図書選定に続き、
全国学校図書館協議会選定 第51回「夏休みの本」(緑陰図書)に選ばれました!
わわわ、角野栄子さんや、ダイアナ・ウイン・ジョーンズさんといっしょに並んでる!

『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』、
神奈川県の読書感想文コンクール課題図書に選定され、
重版出来、3刷りにしていただきました! 

       ジュリ


第51回「夏休みの本」(緑陰図書)は、お友達の北川チハルちゃんも、
『えっちゃん ええやん』(絵・国松エリカ 文研出版)が低学年の部で選定、

   えっちゃん

森埜こみちさんも、デビュー作
『わたしの空と五・七・五』(山田和明・絵 講談社)で選定されました。

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わーい、よかったね!

こうしてご褒美もらえて、なんとありがたいこと。
20年以上前のことを思い出します。

子育てのかたわら、ほそぼそと一人で書いていて、
ほそぼそとコンクールに応募していて、でもぜんぜん箸にも棒にも引っかからず、
あと一年やって、まったくダメだったら、見切りをつけようと思っていました。
そうはいっても、そのころ児童書専門店でアルバイトをして、
地元で読書会を三つと読み語りボランティアをやり、児童書三昧の日々、
それだけでも充実していたので、
あまり悲壮感はなかったのです。

それからなんとか一年以内に、はじめてコンクールに入選。
日本児童文学者協会の創作コンコールでした。
その後、縁あって日本児童文芸家協会の系列のサークルに入会、
デビュ―作は、児童文芸家協会の創作コンクール入賞作でした。

あきらめの早いわたし(根性ナシともいう)が、なんとか創作を続けてこれたのは、
この二つの協会のおかげ。ありがたいことです。
ああ、見切りをつけないでよかった。
こうして、素敵なメイさんや、りっぱになったジュリに出会え、
子どもたちとつながっていられて、ほんとうによかった~。


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『となりの猫又ジュリ』 重版出来!

  1. 2018/05/13(日) 15:00:19_
  2. 金亀からのお知らせ
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『となりの猫又ジュリ』 国土社  重版出来です!

       無題
 絵とタイトル文字は、ともにはしもとえつよさん。もんのすごく魅力的でしょ
 
 第47回長崎県読書感想文課題図書に選定していただきました。 
 さらに、「灯台」6月号に、漆原智良先生が紹介してくださいました。

       ジュリ2
 
 ありがとうございます! 
 暖かなコメントに、思わずウルウル・・・。

物語のなかに、飼い主にかまってもらえず、
恨みをためたまま死んでいく犬が出てきます。
このコは、わたしが小学生のころ、近所の家にいた犬がモデルになっています。
あるかなしかの小さな庭、というか、家と塀とのすきまにぼろぼろの犬小屋があり、
短すぎるひもにつながれ、いつもうずくまっていた、やせて汚れた犬。
どう見ても、放っておかれている犬でした。
動物好きの母はよく、「ポッキ!」と声をかけてやっていました。
「ポッキ」という文字が犬小屋の破れ壁にペンキで書いてあったのです。
お菓子の「ポッキー」が発売されてしばらくたったころでした。
「ポッキ」は、呼ばれるとのそのそ顔をあげ、
だるそうにしっぽを揺らしました。
母が持ってきたパンなどを投げてやると、
特別ガツガツするふうでもなく、パクリと飲み込んでいました。
たいしておなかがすいていないのかと思いましたが、
でもたしかに「ポッキ」はガリガリで、おなかの皮膚がだらんと垂れさがっていました。
「かまってもらってないから、まるで元気がないんだよ。かわいそうにねえ。
散歩もぜんぜんさせてもらっていないんじゃないかな」と
母はためいきをつきました。
しばらくして「ポッキ」の姿は見えなくなりました。
死んだのでしょう。
その魂がいつまでもあの汚い犬小屋に
うずくまっているような気がして、わたしはそこを通るのが怖くなりました。

そんなことから、この物語の登場キャラクターとなりました。
あのときは、なにもしてやれなくてごめんね、「ポッキ」。
君の魂が、これで少しは救われた、と思いたいなあ。



『クレオパトラ』新刊です!

  1. 2018/04/22(日) 16:16:18_
  2. 金亀からのお知らせ
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学研プラスから、『クレオパトラ』が発売になります! 絵は佐々木メエさん。

        表紙_ 帯付き


「やさしく読めるビジュアル伝記」シリーズのなかの一巻で、
低学年からOKです。
鮮やかなオールカラーできらっきら。
いつの時代も、女の子は女王さま、王女さまが大好きだよねー。

クレオパトラという女性、いまだ謎が多く、お墓も見つかっていません。
けれども、世界トップクラスの美女としてめっちゃメジャー。
その美貌で、カエサルとアントニスウという、
二人のローマの英雄をとりこにした、と知られています。
けれども、最近の研究では、それほど美女ではなかった?

物語を書くにあたって資料をあれこれ開いてみると、
むしろエジプト女王としての政治的手腕と、頭のよさ、
話し方や声の美しさ、ユーモアのセンスなどの人間的魅力で、
カエサルとアントニウスを味方につけたようです。

腑に落ちました! わたしは長年、容姿なんかを武器に、
英雄といわれるオトコをほいほい味方につけられるのかな?と
疑問に思っていたのよね。
(ハイ、わたし女子力弱いもんで、色仕掛けとかって想像つかないんですわ)

それなのに、なんで、色仕掛けみたいな説が、長年伝えられてきたのでしょうか?

つまりこれ、クレオパトラの政治的手腕に対しての、
ローマ側のオトコたちの嫉妬なんじゃないかな。
当時のローマというのは、政治経済、文化芸術に至るまで、
完全にオトコ社会。
かたや、クレオパトラの王宮があったアレクサンドリアは、
女性が現代欧米と遜色ないほど(現代日本と、と書けないのは寂しいねー)、
女性が活躍していた街だったそうです。
クレオパトラは、女王というより「王」として、
何千年と続いたエジプト王国を、貪欲な大国であるローマから守るために、
獅子奮迅の働きをしていたわけです。

オンナごときに卓越した政治力を見せつけられるのは、
ローマのオトコたちには我慢のならないこと、というより、
理解できないことだったのかも。犬がしゃべるような衝撃だったのかもね。
そこで、クレオパトラを絶世の美女に仕立て上げ、
「英雄、色を好む」の例えどおり、
色香に負けた、ということにしかたったのではないかな。

・・・そんなことをちらちら感じながら、楽しく書かせていただきました!

素敵な女性の画家さん、優秀な女性編集者さんの三女子による、
世界有数のイケてる女性の伝記物語です。


パラアスリートさん、まぶしいぞ

  1. 2018/04/01(日) 17:11:33_
  2. 金亀からのお知らせ
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新刊出ました! 『乗りこえた壁の先に 車いすテニス 三木拓也』新日本出版社

テニス

 ロンドン、リオデジャネイロと二回のパラリンピックに出場し、
 東京パラではメダルの有力候補である、
 車いすテニス選手、三木拓也さんの物語です。

三木選手は、テニスの選手、そしてトレーナーをめざしていた高校三年生のときに、
膝関節に骨肉腫を発症、手術により人口関節となりました。
その後、車いすテニスの道へ。けれども、壁はいくつも立ちはだかり――。

テニスにかけるご本人の思いもさることながら、
ご家族の温かさやクラスメイトの友情に、執筆しながら泣けました。

パラアスリートの物語は、二作目。
『わたしが今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』学研プラス

mei.jpg

この一ノ瀬メイさんといい、三木拓也さんといい、
アスリートさんの努力って、すごすぎます。
ひたすら球を追う姿は、水をかく姿は、求道者のよう。
まったく運動できないカナジには、どちらも超人、雲の上の人で、
とにかくまぶしいです。
でも、やっぱりフツーの若者でもあります。

今回は、パラリンピックのアスリートたち」というタイトルで、
4巻シリーズです。
『可能性は無限大 視覚障がい者マラソン 道下美里』高橋うらら

うらら


『勇気ある一歩で世界が変わる! 車いすバスケ 香西宏昭』光丘真理

まり

『もっともっと、速くなれる パラ水泳 山田拓郎』沢田俊子

山田拓郎


仲良し作家さんたちとごいっしょできて、
うれしいなあ


『となりの猫又 ジュリ』出ました!

  1. 2017/11/26(日) 17:47:19_
  2. 金亀からのお知らせ
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新刊、出ました!

国土社さんより、『となりの猫又 ジュリ』が出版になりました。

ジュリ

このところノンフィクションが続いたので、久しぶりの創作物語です。

表紙・本文イラストは、はしもとえつよさん。
題字もはしもとさん。素敵でしょー?
裏表紙と合わせると、こんな絵です。

ジュリ裏


タイトル通り、猫又のお話です。
でも、主人公は裏表紙の右上のちっちゃいワンコです。

自分で話を書いているときは、ぜんぜん怖くなかったけれど、
本文イラストが入ったら、なかなか怖い! そしてカワイイ!

出来上がったのを手にとって、
ああ、わたしはやっぱりこういう世界が好きなんだなあ・・・と改めて思いました。
どうか、子どもたちが手に取ってくれますように(祈)。




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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師
イラスト:大塩七華

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