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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

スペイン④あれこれ、なにこれ 

  1. 2020/03/06(金) 14:38:40_
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長々と記してきたスペイン記、最後にあれやこれやを。

■蛇口からオレンジジュース
スペインでおいしかったものは、生ハム、トルティージャ(じゃがいもぎっしりのオムレツ)、
パエリア、タパス(小皿料理)のイカリングフライ、メロンやグレープフルーツなどありましたが、

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         トルテージャ。ホテルの朝食の定番のようです。

一番はオレンジジュースかもしれない。
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なんたって、ホテルの部屋の蛇口をひねれば、ジャーッとオレンジジュースが出てくるの。
愛媛県をまねたそうです(笑)

「オレンジの絞り機」のあるホテルやドライブインもありました。

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レバーを押すと、オレンジがごろっところがって落下、
待ち受けていた刃でざっくりと皮をはぎ、
身をぎゅっと押しつぶしてジュースが湧いてくる、という仕組みのようです。
絞って5秒で飲めるジュースは、楽園の味でした。

■行けども行けども
高速道路の車窓は、なるほど赤土の大地や岩山で、森林というものが見当たりません。
街に街路樹はありますが、それがたわわに実ったオレンジの木。

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でも、街路樹のオレンジはニガ酸っぱくて、小鳥もつっつかないそうですよ。

素敵だったのは、イトスギの木。
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すくっとスリムで、生命の象徴とも、その高さゆえ神に話ができる木としても、尊重されるのだそう。
自生するのではなく、教会などのまわりに大切に植樹されているようです。(画像はコルトバにて)

それから、アーモンドの花がきれいでした。(トレドにて)。桜そっくり!

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南のアンダルシア地方は、行けども行けどもオリーブ畑で、
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西のバレンシア地方は行けども行けども、オレンジ畑。
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 高速道路走行中で、ヘタな写真がよけいにヘタになってしまった。手前の黄色い点々がオレンジです。 

■落書き文字検定?
 どこへ行っても見かけたのが、落書き。壁やシャッターがあれば、
街でも農村でも、もう必ずといっていいくらい、落書きされていました。
しかも、どれもほぼ同じ字体で! 

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   「スペイン落書き文字検定」があって、合格者しか落書きできない? 
 
■縦列駐車が上手!
 この国で、観光施設や公共施設以外では見かけなかったもの。それは駐車場。
 都市部も地方もだいたい四車線あり、その外側のレーンは駐車スペースのようで、
夕方になるとずら~~っと車が並びます。 

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バルセロナにて。縦列駐車が上手でないと、この国には住めませんわ。

■ホネのある独立運動
バルセロナを中心都市とするカタルーニャ地方は、
2010年代からスペインからの独立運動が活発になってきたそうで、
デモなどもさかん。
闘牛場はあれども興行はここ10年は行われていないそうです。
この地の公用語はカタルーニャ語で、
テレビや町中のアナウンスもカタルーニャ語。
学校でもカタルーニャ語で授業を行い、スペイン語は第一外国語扱いで、
それも選択しないで英語を学ぶ生徒が増えてきた、とガイドさんが教えてくれました。
言葉は、文化の根幹を成すもの。
カタルーニャの独立運動って、ホネがあるなあ。

■ロマ族のこと
グラナダで、フラメンコのショーを見学しました。
山の中の隘路をくねくねと、小さなバスで走り、着いたところは、
洞窟をくりぬいたお店。

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天井からお鍋が下がっています。

 DSC_1022.jpg

ロマ族(ジプシー)の方々のお店ですって。
(正確にはロマ=ジプシー、ではないようですが、ここではロマ族、とします)
ロマ族はお鍋やフライパンを売り歩いていたそうだから、
その名残りで、飾りに使っているのでしょう。

フラメンコは、ダンサーの汗が飛んできそうな至近距離で見ることができました。
一度、大きなホールでフラメンコを見たことがありましたが、
「ああ、この踊りはもっと近くで、ダンサーと同じ空間で見たほうがいいな」と思いました。
そう、本来は焚火やランプの灯りで、ダンサーやギタリストの息吹を感じながら、
楽しむものなのでしょう。

フラメンコにはいろいろな民族の要素が取りこまれているそうで、
ロマ族も大きな影響を与えています。
ロマ族は流浪の民。
何世紀も蔑視や差別を受けてきたロマ族の人たちの、
嘆きの踊りともいえるかもしれません。
そのせいか、ダンサーは微笑んでいません。

DSCF9012.jpg
  ブレブレの画像ですみません。くるくるっとターンを決めたところです。

表情は、みんな険しい。あるいは、悲しそうでした。

観光中どこでも、添乗員さん現地ガイドさんが、
「スリに気を付けて! 人種差別するわけではありませんが、
ジプシーのスリグループがいます!」と繰り返します。
若い女の子3,4人で組み、犯行に及ぶのだそう。

グラナダでは、山の斜面に掘った洞窟で何世代にわたり暮らす人が、
千人単位でいるそうです。(ロマ族だけではなく、いろいろな民族が住んではるらしい)
それはそれでロマンというか、ファンタジーを感じてしまいますが。

みずからの文化・伝統を崩さず、マジョリティに同化しない人々。
そういう民族を、ざっくりいえばわたしは好きです。
でももちろん、現代社会では、好き嫌いでは測れない難しい問題をはらんでいますね。

■永遠のアイドル
最後に、コルドバのメスキータ内で「企画展」として展示されていた、
マリア様像をいくつか。
 これなんかは、聖母様然としていますが、
 
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 こうなると、アイドル? 
   DSC_0969.jpg
 マリアさまの少女時代を表しているのな?

そう、マリアさまはキリスト教信者にとっての
永遠のアイドルなんでしょうね。

スペイン、いい旅でした!
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野菜もりもり

  1. 2019/08/18(日) 13:38:48_
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野菜をいろいろいただいた。

たくさんのじゃがいもは、
シンプルにジャガバター明太子や、
定番のポテトサラダやカレーの具にした。
肉じゃがも作りたいが、夏向きのおかずじゃないなあ~。
ふと思い出したのが、カレー味の肉じゃが。
かれこれ20年も前か、居酒屋で食べたことがある。
(おいしいものについては記憶力を発揮するのだよ)
やってみよう。
普通の肉じゃがの作り方で、お肉は鶏肉に。
調味料は、酒の代わりに白ワイン、
甘くしたくないので砂糖は入れずにみりんのみをちょっとだけ。
塩と控えめの醤油で薄く味付けし、
最後に、辛味がしっかりしていてとろみのつかない
インドカレーのペーストを入れる。
さらに、香り用のカレーパウダーを振り入れた。
煮詰めると、やさしいカレー風味に。

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いけるいける。
ヘタしたら、カレーの鍋から野菜だけ取り出したみたいになっちゃうけれど、
いい具合に夏の「肉じゃが」となった。

友人の庭で採れた茗荷とバジルもいただいた。
バジルは、ジェノベーゼソースに。

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本来は松の実を入れるらしいが、クルミで代用し、
オリーブオイル、にんにく、塩と共にミキサーにかけた。
(フードプロセッサのほうが簡単にペースト状になるけれど、しかたがない)

豚フィレ肉の白ワイン蒸しにたっぷりかけたら、あら、おしゃれ。
(食べかけてからあわてて写真を撮ったせいもあり、
まずそう・・・でもおいしかったんだからね!)

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茗荷は、「茗荷チャンプルー」に。

 DSC_0241.jpg

ゴーヤーのかわりに茗荷を使ったオリジナル料理、と自慢していたら、
とっくにクックパッドに出ていたとは。
チャンプルーは、一気に短時間で作れるから夏にいいね。

野菜もりもり食べて、秋まで生き延びよう! 
秋になったら秋野菜もりもり食べるけどね。



「はじめてのはたらくくるま」騒動について、シンプルに考えてみた

  1. 2019/07/28(日) 16:06:38_
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「はじめてのはたらくくるま」(講談社BC 刊)という写真絵本がある。
三歳から六歳を対象とする乗り物図鑑だ。
「働く車」だから、消防車やパトカー、清掃車などが載っている。
子どもは大好きだもんね~。

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ところが! 表紙には自衛官を乗せたジープの写真があり、
そのうちの一人は銃をかまえているではないか。
中身は、30ページのうち6ページを割いて、自衛隊の特殊車両などが紹介されている。
戦車や装甲車はもちろんのこと、戦闘機や潜水艦まで! もはや「車」でもない。

わたしが真っ先に感じたのは、
小さい子に「戦車、かっこいいい!」と思わせたいの? 
戦争に慣れさせてたいの? ということだ。

わたしがこのことを知ったのは、「子どもの本・九条の会」の会報から。
この団体はじめ、日本子どもの本研究会、親子読書地域文庫全国連絡会、
日本児童文学者協会などの団体が抗議、
講談社BCでは、「不適切であった」と認め、重版はしないことに決定。
一応の決着を見た。

けれでも、もやもやするなあ~。
この本については、かなりの数の人が、
「え? 自衛隊を子どもに見せて、なにが悪いの?」
「自衛隊は日本を守ってくれているのに!」という反応を示したのだ。
Amazonのレビューにも、そういう感想はたくさん出てくる。
「重版してほしい!」という声も。

日本を守るねえ・・・。
集団的自衛権が認められてしまった今、「守る」どころじゃない、
どっかの大国が戦争をやりたがったとき、
お先棒を担がされることも大有りなのになあ。
自衛隊員さんとそのご家族は、どれほど困惑と不安を抱えておられることか。
集団的自衛権については、あんなに反対デモが起こり、
シールズの若者もがんばっていたのに、
もう忘れてしまったのかなあ。

シンプルに考えてみた。
例えば、「しごとのどうぐ」という、幼児向けの写真絵本があったとする。
まな板や包丁、大工道具や理髪店のハサミに並んで、
ピストルやマシンガンが載っていたら?
違和感を感じない人がいるだろうか?
だれがどんな目的で使うのか、三歳児に説明できる大人がいるだろうか?

そう、「はじめてのはたらくくるま」も、読者対象は幼児なのだ。
自衛隊について、説明できるだろうか? 
「日本を守ってくれるのよ」
「わー、かっこいいね! てきは、かいじゅう? うちゅうじん?」
「じゃなくて~、えーと・・・」
「てきをみなごろしにするの? ぼくもやってみたい!」
「そ、それはちょっと・・・」

そういうことだ。

繰り返すが、読者対象は三歳から六歳。
そこに立って、この本について考えてみてほしい。

一般書で『かっこいいぞ! 自衛隊』という本が出ようが、
それは【言論,出版その他一切の表現の自由】だ(顔はしかめるけどさ)。



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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)『読む喜びをすべての人に 日本点字図書館を創った本間一夫』(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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