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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

スマホを買っただけなのに・・・

  1. 2019/04/15(月) 15:44:47_
  2. 金亀のひとりごと
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数年ぶりに寝込んだ。おのれ、風邪ウイルス!
喉が痛くなり発熱したのは、先週の木曜日。
ウイルスを拾ったのは、水曜日か?
この日は全国的に真冬並みの寒さで、都内でも雪がちらついたほどだもの。
お天気のせいとあっては、是非もない。

いや、ちょっと待てよ。その前日の火曜日の夕方、妙に疲れていなかったか?
その日出かけていた先は、ああ~~! ソフトバンク!
スマホの機種変更に行ったのだ。
それまで使っていたスマホが、かなりヤバくなり、
通話は途中で何度も切れるわ、Facebookはフリーズするわ、
でも、よく聞くバッテリーのもちが悪くなるということはなかったので、
だましだまし使っていたのだが。
しかし、通話が終わって切ろうとしても、画面が真っ黒になって切れない! 
という事態が出現、
完全にオシャカ(死語だね)になる前に買わねば、
と急きょ自転車と飛ばしたのだ。

心のなかは嵐。
ヤダヤダヤダ、カネかかるのヤダ、機種変更に時間かかるのヤダ、
それ以上に、店員さんに何聞かれてもたぶんわかんないのがヤダ、
新しいスマホに慣れるための苦行がヤダ。
そうなのだ、わたしはいちじるしい旧石器人なのだ。
三年半前、初めてスマホを買ったときは、
手続きに4時間かかり、しかも当然操作方法さっぱりわからず、
店員のおにいちゃんに、
「ご家族にスマホの方、いないんですか?」と泣きっ面されたっけ。

今回はさすがに初回よりはマシで、時間も二時間ほどですんだ。
(でも、やっぱり二時間もかかったんだよなあ)
店員のおにいちゃんのこまり顔は、初回の四分の一くらいか?

それでも、帰りは疲労困憊。何で世の中にスマホなんてあるんだよーと
毒づきながらチャリを漕いだっけ。
うん、これだよ。「ウイルスさん、いらっしゃい」の原因は。
つまり、知恵熱か? 

新しいスマホで自室の窓から試し撮り。椿の下の埴輪夫妻です。
   DSC_0014.jpg
                           妖精っぽい感じでいいっしょ。

それにしても、こんなことを、生きている間にあと何回繰り返すことやら。
「新しい機種が出た、わーい、機種変更だ」
「あっちのプランがよさそうだ、わーい、ケータイ会社の乗り換えだ」
と、攻めの姿勢でスマホと付き合えればいいのだろうが、
一生かかっても無理。
わたしの、PCやスマホへの願いって、
「動きが遅くてもいい、便利なアプリが使えなくてもいい、
ただただ一日でも長生きしてね」ってことに尽きるもん。

ほんとうに、10年くらい長持ちするケータイやらPCって、現れないものか?
「アタシといっしょに、アンタも年とったねえ」なんていいながら
ディスプレイをみがいてあげるのになあ。

寝込んでいるあいだに、重版出来のお知らせが!
『クレオパトラ 強く生きた古代エジプトの女王!』(絵 佐々木メエ 学研プラス)

   表紙_ 帯付き

3刷りとなりました! 朗報に、ウイルス退散せよ!

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晴れやかで清々しくて・・・

  1. 2019/04/07(日) 16:25:37_
  2. 金亀のひとりごと
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先週、姪の結婚式がありました。
新郎新婦が鯛の塩釜をハンマーで叩き割ったり、
特大おにぎりを食べさせたり、
友人によるよさこいのダンスパフォーマンスがあったりと、
にぎやかで楽しいものでした。

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  お色直し後、新郎は踊りながら入場

昨年は別の姪の結婚式に出席、その披露宴も
餅つきがあったり新郎新婦の夫婦漫才があったりで、
ほおお~~、こんなんもええねえ、と楽しんできました。
  
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こちらの新郎は、お色直し後ダースベイダーに。

どんなにぎにぎしい結婚式であっても、
門出を言祝ぐ思いは、しんとおごそか。
そして、生まれ育った家を去る新郎新婦や、
送り出すご家族の胸には、晴れやかで清々しい寂しさが湧いていることでしょう。

この晴れやかで清々しい寂しさって、
どうしてこうも胸に沁みるのでしょうね。
雑多な塵にまみれた心を洗ってくれるかのよう。
毎年、卒業生を送り出す学校の先生ならともかく、
人生にそう何度も味わえるものではないかもしれない。
こんな美しい時間を分けてもらえるって、なんてありがたいことでしょう。
 
門出といえば、わたしにも小さな小さな門出がありました。
わたしは所属する日本児童文芸家協会で、
四年間、育成委員長という役割についていました。
創作コンクールを主催したり、創作講座を開催したりする役回りです。
この育成委員会、仕事は多いけれどなかなか楽しかったのですよ。
ひとえに、委員さんたちがみんな優秀で、おだやかでいい人ばかりだったおかげ。
それが、この春、組織を大きく改革して、コンクール担当や講座担当に細分化、
「育成委員会」は消滅。 
その解散会というか、打ち上げが先日開かれました。
フレンチレストランでおいしいお料理を食べなから、
児童文学という旗の元に集った仲間たちと語らうって、至福のひと時です。

さて、デザートが運ばれてくると、あれま、わたしだけお皿が違う!!

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こんなサプライズ、幸せすぎ! ありがとうありがとう!

いい仲間といっしょにいられてよかった。
ドジもいっぱいやったけれど、みんなに許してもらっていた。
ありがとうね、育成委員の仲間たち!

ああ、なんて晴れやかで清々しい寂しさ。

わたしは、日ごろかなりの時間を協会のあれこれの用事に費やしていて、
自分のキャパの小ささに泣きたくなることも。
でもでも、そんなしんどさの記憶を、
すっかり押し流してくれた一夜でした。

姪の結婚式の帰り、新幹線の車窓から富士山がきれいに見えました。

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宝永山がくっきり。
晴れやかで清々しい・・・。


三月のおはなし会から

  1. 2019/03/31(日) 15:00:00_
  2. 読み語りは楽しいな
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桜が三分咲きとなった。
でも、椿はだいぶ前から満開。えらいぞ、椿。

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椿の咲くころになると、『いってかえって星から星へ』を手に取る。
(佐藤さとる・文 田中清代・絵  ビリケン出版)

無題

先日、三月の放課後児童クラブでのおはなし会で読み語った。

ある星の宇宙船が、地球に接近! 乗組員が降りたったのは・・・。
この絵本は、最後のページまで行くと、上下ひっくり返してページを逆もどりしながら読み、
最初の絵に戻っていくという、おもしろい作りになっている。
つまり宇宙船の地球への往路と、復路の絵が共通なのだ。
でも、上下逆だから、ついさっき見た絵であることは、すぐにはピンと来ない。
そのくらい、ひっくり返していてもちゃんと成立する巧みな絵ということかな。
椿は、登場する地球の景色に(ニホンの、何の変哲もない児童公園)描かれている。
美しい宇宙船、美しい地球に、見惚れてください。

ほかに、よく三月に読むのは、
『ロバのシルベスターとまほうのこいし』ウィリアム・スタイグ 作・絵 評論社

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一年のしめくくりに、じっくり読みます。
自分を大切にすることや、
パパとママがどんなに我が子を愛しているかを知ってほしくて。

『ひつじのメイ パパとママ』穂高 順也・作 沢田 としき・絵 キッズメイト

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 パパとママは、なぜけっこんしたのかな?
そんな疑問をいだいたひつじのメイ。
自分が生まれてきた意味を問うお話ではあるのだが、
まあそこはあまり難しく考えないで、
次々に出てくる
もしパパがブタだったら? とかママがゾウだったら? などの展開を
子どもたちといっしょに楽んでいます。
わたしは、いろいろな動物とヒツジとのハイバイブリットとなったメイの、
「ブヒーメェェェ」とか「パオーメェェェ」とかの鳴き声を、
高らかに読むだけで、テンション上がるわ。 

さて、四月からまた、放課後児童クラブで新一年生と会える。
一年間、いっしょに絵本やおはなしの世界を旅しようね。


海無人、海の上に眠る

  1. 2019/03/24(日) 17:06:57_
  2. 金亀のひとりごと
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海無人(うみなしんちゅ)は、海無し県に住む人、特に埼玉県人をディスる語。
な~んて、今わたしが造った言葉だが。

その海無人であるわたし、海の上で眠りたい欲にかられ、
「太平洋ワンナイトクルーズと函館・小樽・札幌・登別 二泊三日」のツアーへと
繰り出した。
初日は仙台まで新幹線で行き、仙台港から
フェリー「ニューきたかみ」に夕刻乗船、翌日昼ごろに北海道の苫小牧へ着く。
時速約40キロで15時間の船旅だ。
この船は1月に就航が始まったばかりの新しい船で、まだぴっかぴか。
船内は宇宙船をイメージしてデザインされたそうで、
確かにこれまでの無味乾燥なフェリーのイメージとぜんぜん違う。
展望ロビーはプロジェクションマッピングで彩られ(写真撮るの忘れた!)
ラウンジにはグランドピアノもある(自動演奏はないみたい)
 
        1船

                    2船
               キッズスペース

船室はツイン、シングル、四人用、ペット同伴用まである。
大きな船室に雑魚寝という昭和のイメージは遠い。

六時ごろ乗船し、ビュッフェレストランで食事をしているうちに、出航。
暗い港にときめくなあ。曇っていて星が見えないのが残念。

食事を終えてロビーに出ると、乗船前に買い込んだお弁当や、カップ麺を食べている人も。
こういうのも旅っぽくていいな。

トイレの入口に珍しいものを発見。

   3船

気分が悪くなったときに使うものだ。初めて見た。
切羽つまっていると、トイレの個室にたどりつくのがたいへんだもんね。

あちこち見て回るうちに、ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん と船がゆれだした。
むむむ・・・そこはかとなく気分があやしい。
船酔い? まいったな。とりあえず持参の薬を飲んでおく。
本格的に気分が悪くなる前にお風呂に入ろうと、展望大浴場へ。
ささっとあったまって、早々に部屋にもどり、ベッドに丸まる。
ゆあーん ゆよーん。
この状態で朝までガマンするのかな? これじゃ朝食も食えないぞ・・・。
そのうちに、なんとなく体が慣れてきた。
揺れるたびに、うわー、ヤダー、止まれーとかいちいち過敏になってはダメなんだ。
ゆあーん、こっちーだよーん、ゆよーん、あっちだよーん、という感じで、
揺れを受け入れるといいらしい。
そのうちに、うとうと眠れた。夜半には揺れはおさまっていた。

翌朝は快晴。大浴場か甲板から朝日を見るつもりだったか、
寝坊して間に合わず部屋の窓から。
     4船

そこそこ眠って気分は良く、朝食もちゃんと食べられた。よかった。
でも、なぜか何時になっても、とろんとろんと眠く、だるい。
プールに浸かったあとみたい。
なんでやろ? 船旅初心者はみんなこうなのかな? 

やがて、苫小牧港に到着。
海無人は、「海の上で寝るのはおもしろかったぜい!」と強がりをいいながら
ツアーバスに乗り替え、
慣れ親しんだエンジンの振動に身を任せたのでありました。

自分へのおみやげは、小樽のガラス製品やさんを巡って見つけた
《もやし》、実物大! このツヤとひげ根はどうよ? うっかりラーメンに放り込んじゃいそう。

          9小樽

三日目は、函館新北斗から新幹線に。
駅前のポストに、妖怪っぽいものを発見!
「ずーしーほっきー」、北海道北斗市のゆるキャラだそうだ。

      16新函館北斗ずーしーほっきー
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                                                ふむふむ、後ろ姿はたしかにホッキ貝。

北斗市の特産品ホッキ貝を使った、握り寿司のキャラクターだそうだ。
おなかのシャリがなんや内蔵っぽいし、
うつろな目の笑顔がかなりビミョーだが、
そのヘンさがウリ、らしい。
こういうキャラを産む北斗市民って・・・なんてすてき。


「翔んで埼玉」観て、埼玉人について考えた。

  1. 2019/03/16(土) 11:53:19_
  2. 金亀のひとりごと
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(局地的に)話題の映画を観てきた。
『翔んで埼玉』だ。
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埼玉県民をディスる物語で、「邦画史上最大の茶番劇」と銘打っているが、
まさにそのとおり。
バカバカしくド派手、造り込み方にいちいち笑えた。
ちなみにわたしは、埼玉県民歴は半世紀を超える。

ダサイタマ・クサイタマの埼玉県民は東京都民からひどい迫害を受けていて、
都内に入るには通行手形が必要、密入したら強制送還!
「埼玉県人にはそのへんの草でもくわしとけ!」
「サイタマラリアに感染した~~」という具合。
埼玉県民は悲願の通行手形撤廃に向けて、戦いが始まるが、
立ちはだかるのは宿敵・千葉県民だ。
その千葉もかなりの辺境扱いされていて、群馬などはもはやジャングル。

埼玉の酷い扱いとビンボーくささに、笑い転げる埼玉県民。
クレームって、ぜんぜん来てないらしいし、埼玉県民って実に自虐的だ。
そもそも、お国自慢をしない。
だって、埼玉県民の口ぐせって、「なーんにもないところだよー」。
最近も行田市民さんから聞いたなあ、「なーんにもない」って。
ところが、行田には埼玉古墳群という、ワンダホーな古墳があり、
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「稲荷山古墳出土鉄剣」という、
なんと雄略天皇(五世紀)ゆかりの剣が出土されていたりする。

それだけではなく、あの「のぼうの城」の忍城はあるし、
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石田三成がこの城攻めのときに築いた「石田堤」は残っているし、
県境の利根川では、鮭の遡上が見られたりするのだ。
なのに、「なーんにもない」。

鴻巣市民さんも同様だ。
鴻巣には、ギネス記録認定の世界一大きな花火を上げる花火大会があったり、
東日本最大級の花市場があったり、江戸時代から続く人形の町だったり、
いろいろスゴイのに、やっぱり「なーんにもない」。

この謙虚さ、奥ゆかしさって、もしかして埼玉県民がもっとも誇れるものじゃないか?

映画については、「出身地差別という理不尽な意識をあぶり出す」的なことも
言えば言えるが、
まあ、この「謙虚で自虐な埼玉県民性」をとくと感じながら、
ゲハゲハ笑えばよろしいかと。

夕刻、笑い疲れて脱力したアタマで、
埼玉県民ならみんな知っている「十万石饅頭」の例のCMや
リバイバルヒットしつつあるという「なぜか埼玉」の歌をリフレインしながら、帰路についた。

え? 埼玉のどういう町に住んでいるのって?
「なーんにもないとこだよー」




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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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