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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

生まれて初めて、木になりたかった

  1. 2021/02/22(月) 14:27:39_
  2. 未分類
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緊急事態宣言下ではあるけれど、
二か月ぶりに電車に乗っちゃった。
半年も前から予約していたんだもの。
出かけた先は、東京・上野文化会館。
「日本点字図書館」主催のチャリティコンサートだ。
音楽をナマで聴くのは、一年二か月ぶりだ。

今回は小ホール。
小ぢんまりとした中に重厚感がある。

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   こちらはロビー。

やっぱり、好きだなあ、ここ。

出演は、弦楽四重奏の「クァルテット・アルモニコ」。

ああ、ヴァイオリンやチャロ、ビオラの音が、
耳から聴覚、大脳へ。
そして、体中に染み渡る~。
ナマはいいなあ。心がうれしがっている。
溶けあう生音に浸っていると、
ああ、わたしもこうやって、
ステージに立ちたかったなあ、と思う。
・・・な~んて、楽器はなにもできないんですがね。
でも、何人か、何十人か、
場合によっては100人単位で、
一つの音色を創るって、
なんとうらやましい作業であることか。

演奏が無理なら、せめて木に生まれ変わって、
ヴァイオリンやビオラ、チェロになりたいなあ。
つやつやに磨いてもらって、
大きなホールで歌いたいなあ。

と、そこまで考えて、はっとした。
クラシック音楽を、ほぼ毎日聴いているけれど、
そんなことまで思ったことはなかった。
身支度をして電車に乗り、重厚なホールに入り、
雑念を払って音楽を体に取り込み、
非日常に浸ったからこそ、
「木になりたい」なんてところまで
行っちゃったんだな。

五感をフル稼働して、
得られることって多いに違いない。
けれども、今やコロナ禍が、
世界中のリアルな体験を阻んでいる。
リモートでもまったくOKなこと、
リモートだからこそ、
できることもたっくさんあるだろうけれどね。

五感を働かすのを、怠けちゃいけない。
体を運ぶのを、惜しんではいけない。

だからね、味覚も働かさなくちゃ。
というわけでケーキの食べられる
カフェを探した冬の夕でした。

久しぶりにやってきた上野駅公園口、
めっちゃきれいに整備されてました!
人はやはり少な目。
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          上野公園に入ってすぐの広場。

『JR上野駅公園口』(柳美里)、読んでみようかな。


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冬の味方

  1. 2021/02/14(日) 11:43:52_
  2. 金亀のひとりごと
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 冬が好きだ。
 寒ければ寒いほど、テンション上がる。
(といっても、ここ埼玉は
最低気温が氷点下になることは
一冬で数日しかないが)
冬の楽しみは、朝のウオーキング中に
富士山を仰ぐことと、霜柱を踏むこと。
なんと安上がりな・・・。
それから、煮込み料理だ。
コトコトと、
IHヒーターで煮こまれていくシチューは、
家じゅうを温めてくれる。
冬の匂いはとろける玉葱の香りだ。

コロナごもりのこの冬、せっせと煮込み料理を作っている。
ロールキャベツ、チリビーンズ。

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チリビーンズ。.
使うのは白いんげんが多いようですが、
わたしは大豆で作ります。
乾物の大豆を戻してゆでるところから。
大豆の水煮缶やドライパックの大豆より5割増しでおいしいの。
パスタと合わせたり、ごはんといっしょに食べたりします。

生のビーツが手に入ったので、赤いボルシチ。

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生ビーツの扱いが悪かったのか、
真っ赤なルビー色にならず残念。
上に浮いている白いものは、サワークリーム。
これ入れるとぐっと本格的になります。

豚肉で作るアイリッシュシチュー(本来は羊肉)、、
そしてビーフシチューや芋煮も。

チリビーンズとアイリッシュシチューの
決めては「塩豚」。
たっぷりの塩と少々の砂糖をもみ込んだ
豚バラブロック(肩ロースブロックでも)を、3~4日寝かせておくと、
肉が引き締まって臭みが抜けるだけではなく、
旨味成分が増える。
これを使うと、調味料はほとんど入れずにすむ。
コンソメの素なんてまったく不要、
豚肉からしみ出す塩分だけで十分においしくなる。
煮込む時間は、たっぷり二時間。
ときどき鍋のご機嫌を伺いに行くと、
味見するたびに旨味が濃く、
しかもまろやかになっていく。
鍋と火と塩の魔法だ。

この秋から、煮込み料理の助っ人が現れた。
「手つき直火ラーメン鉢」だったか、
そんな名前の耐熱容器だ。

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一人用で、ガスの直火OK、電子レンジOK、
オーブンOK。食洗機もOK。
ラーメンやうどんをこれで作って、
そのまま食卓に出せるというもの。
わたしは煮込み料理のスープ皿代わりに使うことが多い。
大鍋で煮込んだものを、これによそってガスで温め直し、
アツアツをふうふうしながら食べるのにちょうどいい。
おかずの品数が少なくても、
この黒い器を、木の鍋敷の上にドンと出すと、
なんだか格好つく。
ささやかな冬の味方だ。

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アイリッシュシチューは、時分史上最高に簡単なシチュー。
ザク切りの山盛りの玉葱と塩豚を煮込み、
十分やわらかくおいしくなってから、
じゃがいもと人参を放り込むだけ。
具材を炒める手間もナシ。
味付けも不要。塩気は、
足りなかったら補う程度です。
おいしいよ~。
 



緊急事態宣言下で、とんでもないものを

  1. 2021/02/07(日) 14:43:12_
  2. 金亀のひとりごと
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二度目の緊急事態宣言下だ。
巣ごもり生活も、すっかり慣れた。
といっても、勤め人も学生もいない二人暮らしのこと、
もともと巣ごもりしていたようなものだ。
会議は今やすべて、リモート。
電車に乗ることもない。

一回目の緊急事態宣言のときは、
感染者の数が増えるたびに、
脳内で「ジョーズ」の音楽が鳴っていたなあ。
閉塞感に耐えられず、
日の光と風を浴びてリセットしようと、
お弁当を作って一人で近所の公園に行き、
ベンチで食べた日もあった。

そんなときに、トンデモな買い物をしてしまった。
よっぽど精神状態が怪しかったらしい。
よりによって、ショッキングピンクのワンピースを
買ってしまったのだ!
それも、だれが見ても安物とわかる
ぺらぺらのポリエステルの。
黒だったらペンギンに見まちがえられそうな、
だぼーんとしたデザインの。

こんな色です。

小 (2)

さすがに
デザイン全部を写すのは恥ずかしいので、
色だけね。

生協のカタログで買ったのだから、
返品することもできたのに、
なぜそうしなかった?
自分でもよくわからない。
たぶん、「コロナ禍が収束したら、
これを着てぱあっとお出かけしよう」なんて
考えていたのだろう。

永久に着そうにないこのワンピ、
どうしてくれよう。
せめてもの救いは、めっちゃ安かったこと。
……高かったら、もっとマシな色あい、
もっとまともなデザインだったんじゃないか?
という問いはムシ。

さて、二回目の緊急事態宣言下では、
同じ愚を二度と繰り返してはならない。
つつましく、CDを買った。
(音楽はPCではなく、CDプレイヤーで聴く派)
ジョン・ウイリアムスのベストセレクション。

小 (1)

あの「スター・ウォーズ」や「未知との遭遇」
「E・T」の音楽だ。
おっと、「ジョーズ」も入っている。
ブラスの音色にテンション上がる、
脳内で宇宙船が舞いあがる!!

あと10年もしたら、
「コロナ禍と戦った人類」をテーマに、
映画が創られるかもしれない。
この災厄を科学的・統計学的にとらえようとせずに、
「国民の協力」だけを押し付けて
無策・失策を繰り返す極東の政治家と
熱き科学者・医学者との戦い、とか?
この映画にはどんな音楽が似合うだろう。
巨匠ジョン・ウイリアムスは1932年生まれだけど、
がんばって作曲してくれたらすごいなあ。

なーんて妄想は置くとして、
ピンクのワンピの去就は……?
今しばらく、クロゼットの奥深く
逼塞してもらうしかあるまい。




作家になる魔法はあるのか?

  1. 2021/01/31(日) 15:59:05_
  2. 金亀からのお知らせ
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日本児童文芸家協会より、
『児童文学塾 ~作家になる魔法はあるのか?~』が
発売になりました!

img_9690.jpg
 
児童文学とはなにか、どう書くのか、
デビューにどうつなげるかなどを、
総勢46人の作家さんたちが、自身の体験を踏まえて
丁寧に語っています。
総論から始まり、絵本・幼年童話・紙芝居・
ファンタジー・エンターテイメント・
詩・童謡・ノンフィクションと、ジャンルを網羅し、
さらに「デビューを目指して!」
「誌上ミニ添削講座」まで収めた、
まさにお役に立つ一冊です。

でもね、表紙には「少しでも参考になればうれしいです」ですって。
なんと控えめな・・・。
そうだよね、「これを読めばだれでも童話作家になれる!」
なんて詐欺めいたこととは無縁の、
謙虚ひとすじの協会ですから。

わたしは、「誌上ミニ添削講座」のなかの
一編を書かせていただきました。
ひとの作品について「ああせいこうせい」だなんて、
恥ずかしくも申し訳ないことではありますが。

定価1,500円+税 
児童文芸家協会までお申し込みください。
ホームページに注文フォームがあるほか、
http://www.jidoubungei.jp/bungakujuku.html
メール(edit@jidoubungei.jp)ファックス(03-3262-8739)でも
受け付けています。
今なら送料無料ですよ~~~。


サンドイッチの憂鬱

  1. 2021/01/24(日) 15:50:43_
  2. 金亀のひとりごと
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  4. _ comment:0
子どものころ、外食といったら
都内のデパートの大食堂だった。
お子様ランチを卒業したわたしが、
次に凝ったのが、サンドイッチ。
イギリス式の薄いパンのサンドイッチは、
近所のパン屋さんのアンパンやらジャムパン、クリームパンにはない、
「とうきょう」の味だった。
特に好きだったのがハムサンド。今でもやっぱり大好物だ。

だから、わたしは怒っている。
まず、ハムサンドがない!
昨今、スーパーやコンビニはもちろん、
自家製造のパン屋さんでも
ハムサンドになかなかお目にかかれない。
見かけるのは、ハム卵サンドとか、
ハムチーズサンドばかりだ。
わたしゃ、ハムばっかりみっしり詰まった
サンドイッチが食べたいの!
たまーに、ハムだけのハムサンドを見かけても、
ハムにぜんぜん味がなかったりする。
ハムは原価高いからかなあ。

それから、まんなかばっかりに具が厚すぎる!
外から見えるところだけ、どばんと具が入っていて、
なかにはまるごとのゆで卵やら、
まるごとの皮むきミカンがはさまっていたりする。
そりゃ「映える」だろうけど、食べるのは技術がいるだろな。

前にも書いたが、わたしは牛乳、卵黄、小麦粉に
軽いアレルギーがあるので、
パンや麺類もできるだけ控えている。
パンを食べるのは、月に2,3回かな。
だから、パンを食べようと決めたら、
最高においしく食べたい。
ハムサンドとか、
すみっこまでハムが詰まっているハムサンドとか、
味の濃いしっかりしたハムのハムサンドとか(以下省略)。
なのに、パン屋さんはいつもわたしを裏切る。
パンとハムを買ってきて、自分で作るしかない。

でもね、すごいパン屋さんを見つけました!
ときがわ町という緑の多い町の
「こぶたのしっぽ」という店。
車で1時間ちょっとのところにある。
緊急事態宣言下だけれど、食料品を買いに行くんだから、
いいよねえ。

絶品、自家製コンビーフサンド。

DSC_2021 - コピー小

このボリューム感。
下のほうに千キャベツをしのばせてあり、
それがさわやかでとってもいい仕事をしている。
塩分も脂肪分も、市販のコーンビーフよりかなり控えめで、
お肉の甘味がたっぷり!
じゃなかったら、この量のコンビーフはキツイだろう。

え? ハムサンドじゃないだろって?
「まんなかばっかり具がドバン」だろって?
そ、そうなのですが、これ、うますぎるんです。
すべて許せてしまう、この味の前には。

この店は、ソーセージ・ハムとパンの店。

DSC_2020.jpg

ハム職人のお兄さんとパン職人の弟さん、
お二人のチカラが合わさって、
丁寧に丁寧に作られたハム、ソーセージ、パン。

ブログ用
(画像はお店のFacebookからお借りしました)

ここのお肉加工品はどれをとっても、
脂肪が少なくてお肉の赤身のおいしさを感じる。
日本の大手メーカーのソーセージって、
脂肪入れすぎじゃないのかなあ。

注文されてから作るホットドッグもあり、こちらも絶品。

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パンは、ソーセージのボリュームに負けないセミハードタイプです。





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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)
『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)
『ミクロ家出の夜に』(国土社)
『花粉症のない未来のために』
『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)
『知里幸恵物語』(PHP研究所)
『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』
(学研プラス)
『となりの猫又ジュリ』(国土社)
『クレオパトラ』『マイヤ・プリセツカヤ』(学研プラス)
『読む喜びをすべての人に 
日本点字図書館を創った本間一夫』
(佼成出版社)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員

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