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金亀苑 金治直美ブログ

児童書を追いかける日々

埼玉でこんなイイものが!

  1. 2018/12/09(日) 15:52:40_
  2. 金亀のひとりごと
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おもしろいものを見た。

鮭の遡上だ。しかも、“亜熱帯”である埼玉県内で!
鮭がやってくるのは、群馬県と埼玉県の県境を流れる坂東太郎・利根川。
自然遡上の南限とされている。

出かけていったのは、埼玉県行田市にある「利根大堰」だ。
この堰の三か所に魚道があり、鮭やコイの仲間たちが遡上するらしい。

利根川と利根大堰
② (2)

② (1)

魚道 
④

魚道のわきに「大堰自然の観察室」が設けられていて、

③

ぶ厚いガラス越しに魚道が見えるようになっている。

⑤

鮭の遡上は、12月中旬まで。
そろそろシーズンが終わるころで、鮭の姿、なかなか見えず。
小さいコイの仲間が、やってきた。
水流に逆らっていっしょけんめい上ろうとするが・・・
なかなか進めないの。がんばれ! 

⑦ (2)

しかし、なんのために上るのかな? 鮭と同じく、産卵のため?

待つこと30分。
キターーーーー! 
スマホを構えたけれど、間に合わなかった。
水流、けっこうキツイのに、鮭サマったら速いの!
あっというまに、泳いでいってしまった。

もう一匹来ないかな~と、じっと待つ。
すると・・・来た来た!
コンクリのブロックみたいなところを、
大ジャンプして来た!
思わず拍手。

こんなイイものが、埼玉県内で見れるなんて!
 
⑦ (1)

 アワアワで、鮭サマのすがたを、こんなふうにしか撮れず、残念!
(アワのせいではなく腕のせいです)

ここでは、11月には、産卵観察会も開かれている。

鮭は、この堰を1シーズンに数千匹、遡上するそうだ。
太平洋を渡り、千葉の銚子のほうから利根川に入り、
はるばる埼玉までの長旅だ。
春には、なんと鮎が、数万匹もやってくる。

埼玉人の埼玉知らず。こんないいところがあったなんて!
いっしょに鮭ツアーを楽しんだのは、
埼玉文学館を拠点とする童話サークルのみなさん。
案内役のTさん、ありがとう!

ランチは、行田市内の古民家カフェで。

⑧

車のなかでは、五家宝(ごかぼう、と読みます)やらイガ饅頭やら、
埼玉伝統スイーツの話で大盛り上がり。
埼玉人と、埼玉県内で遊ぶって、楽しいなあ! 

ここ行田には、「のぼうの城」の舞台の忍城や、
さきたま古墳群があり、大好きな街だ。
この魅力、もっともっと、日本中にアピールしてもいいのでは?
埼玉人って、「なーんにもないとこだよ?」が口癖になっているんでない?


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合評の時間にありがとう

  1. 2018/12/02(日) 16:43:49_
  2. 児童書のぐるり
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昨日は、ドキドキの一日だった。
日本児童文芸家協会主催の「デビューを応援するステップアップ講座」で
受講生の作品の講評を担当しちゃったのだ。
もう一人の講師は、先輩作家の沢田俊子さん。
沢田さんがいてくださるなら、安心安心。

17名の受講生の短編作品は、どれもハイレベルで、
個性を感じさせるものがたくさんあった。
沢田さん評とカナジ評が、食い違っているときがあり、むしろほっとした。
まったく同じでは、講師二人体制の意味がないもんね。

講評していると、
ひとの作品について、よくもぺらぺらと語れるものだぜ、
自分のヘボさを完全に棚にあげて・・・と心の声がチクチクと。
こんなキビシイこと言ってしまって、
すんませんすんませんと、弱気の虫が顔を出す。

それをドンと追い払ってくれるものがある。
「さわらび」そして「若樹」だ。

「さわらび」は、21年間お世話になった児童文学創作サークルで、
デビュー作も、この同人誌掲載の作品が元となっている。
サークルの先輩たちからの批評は、いつもていねいで的を得ていた。
わたしも、先輩たちの作品について、
ぺらぺらと、思いつくかぎり、しゃべりまくっていたっけ。

そんな「さわらび」での修業時代、時おり頭によぎったのが
学生時代に入っていた児童文学サークル「若樹」のことだった。
入会して、初めて作品を書いて(箸にも棒にもかからないシロモノ)、
初めて合評会なるものに参加した。
驚いたなあ。
自分では、書けているつもりだったのに、
本当はあんまりきっちり考えてなくて、
適当に流して書いちゃった箇所を全部、先輩たちにずっぷり指摘されたのだ。
「ここ、意味よくわかんない。なぜ主人公は、こんなこといったの?」
「え・・・なぜって・・・。なんとなく~」
そう、弱いところは、読み手にすぐバレる。必ず見つかってしまう。
合評会ってすごい。
うまくなるためには、ひとに原稿を読んでもらわなくちゃ、ダメなんだ。
・・・と、18歳のわたしの、目からウロコ体験だった。
その思いがあるから、「さわらび」でも、先輩たちにナマイキなことが言えた。
そして、こんなキチンとした講座でも、いっちょまえに講師として
話すことができる。

「若樹」は、大学のサークルだから、卒業とともに離れた。
「さわらび」も、同人誌27号をもって、2014年に幕を閉じた。
真剣で一所懸命、落ち込むこともいっぱいあったけど、
ものすごく楽しかった合評の時間に、心をこめて、ありがとう。

京都在住の沢田さん、こんな素敵なお菓子をおみやげに。
なんと、綿菓子! 綺麗すぎる! もったいなくて食べられないよう。

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主催の委員会のまりちゃんと、事務局のふみちゃんからの、心づくしのお菓子とお茶。

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オシャレすぎるかぶきあげ、
「イタリアントマト&バジル」味と「チェダー&カバンベール」味。
お茶は、ボトルキャップをひねると、お抹茶がボトルの中のミネラルウオーターに落ち、
出来立てのお茶になるというもの。おーいしー!

ハイ、食べ物でモチベーション上がるオンナです。


金魚の金ちゃんになった日

  1. 2018/11/25(日) 14:43:51_
  2. 児童書のぐるり
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先週、「おはなしエンジェル子ども創作コンクール」の授賞式があった。

毎年、選考委員のはしくれとして出席しているが、
今回は重要なお役目を、申し付かった。
幼児・低学年部門の最優秀作品「金ちゃんのおとしもの」の朗読だ。
ハイ、その人選は、わたしが日ごろ「金ちゃん」と呼ばれているから、だけなんですがね。

作品は、可愛がっていた金魚ちゃんの死を
この上なく優しく暖かく描いたもので、じーんときます。
大人には書けないなあ。

朗読のとき、わたしは、赤い金魚ちゃん帽子と、
朱色やオレンジにひらひらするスカーフをつけて、壇上にあがった。
 
     00010001.jpg
                DSC_0452.jpg

このかわゆい帽子は、選考委員のお仲間のTさんが貸してくれたもの。
むふふ、テンション上がるう! ええ、恥ずかしくなんか、ないっすよ。
むしろ、成り切ることができて、いいカンジ!
調子に乗って、集合写真撮影のときもかぶったまま。

ふと、ハロウィンの渋谷の騒ぎを思い出した。
仮装しちゃうと、「いつもの自分じゃないもんねー」と解放感たっぷりで、
やっぱりテンション上がるんだなろうな。
それが、何万人もあつまるのだから、集団心理も働き、
残念なマナー違反やら犯罪行為まで出てくるわけだ。

「素顔を隠す」、それを逆手にとる心理療法もあるそうだ。
授賞式のあとの懇親会で、選考委員のOさんから聞いた話。
ピエロのマスクをつけた姿で、カウンセリングを受ける。
すると、別の人間であると自分自身を「だます」ことができ、
心の奥に淀んでいた思いを客観視して、はきだすことができるのだそうだ。
そのとき、あのピエロの大きな鼻が役に立つらしい。
仮面をかぶっても、鏡に映さなければ我が姿を見ることできないけれど、
「鼻」は、唯一、鏡なしでも目線を下げればその形がおぼろげにわかるから。
「あ、今、わたしは〇山〇子ではない、ピエロだもんね」という解放感が、
心理療法上、いい効果をもたらすんだって。
なるほどね~。

どうせなら、仮面やコスプレを、いいことに使いたいね!
「金ちゃんのおとしもの」の作者のリンくん、喜んでくれたかな?
 
もしや、ただの「イタいおばさん」だったりして!

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かなわなかった夢でも・・・

  1. 2018/11/18(日) 12:31:42_
  2. 児童書のぐるり
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昨日は楽しい一日でした。
お友だちのひろいれいこさんの、初出版のお祝い会が開かれたのです。

    DSC_0418.jpg

デビュー作の『月あかり洋裁店』(絵 よしざわけいこ PHP研究所刊)は
秋にふさわしい、しみじみと美しく、ロマンあふれる作品で、
出席の上野与志さんが名付けた「ロマンティック・ファンタジー」に、
みんな大きくうなずいていました。

この物語で、わたしがうるっときたポイントは、「かなわなかった夢」。
ひろいさんの挨拶。

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「かなわなかった夢も、尊いもの・・・」
うんうん、かなわなかった夢にも、自分の努力と希望が、
つまっているんだもんね。

ああ! あのボツ原稿の山も、無駄ではないんだ。尊いんだ・・・。
ありがとう、ひろいさん! 

出版お祝い会に出席って、ほんとうに楽しいです。
これまでにも書いたけれど、幸せの余波をあびて、
リフレッシュできる日なんです。
明日から、いや、今日からまたがんばろう!

おみやげは、物語にちなんて、うさぎさんの「アイシング・クッキー」。

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困った、かわいすぎて食べられない!


親というヒトを思う11月

  1. 2018/11/11(日) 13:09:04_
  2. 金亀のひとりごと
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11月は、わたしの亡き父母の誕生月だ。同じ歳で、同じ月生まれ。
さぞ夫婦仲が良かったのではと想像されるかもしれないが・・・
そこはムニャムニャ。

親というヒトとの関わりは、なかなかやっかいだ。
近すぎて、客観視ができにくい。
性格そのものは、わりと早く把握できても、
これまでの人生、社会とのつながりをひっくるめての「人格」を
落ち着いてとらえられるのは、
もしかして亡き後のことなのかもしれない。

父は、大酒飲みだった。
給料が銀行振込になる前の、給料袋で手渡されていた時代、
母は、給料日にそうとう気をもんだようだ。
父が赤提灯につかまらずに、無事に帰宅しますように、と。
乏しいボーナスの半分を、飲んでしまったこともあったようだ。

だから、父という人はお金に関して大雑把だと思い込んでいたのだが・・・。
わたしが成人してからのこと、父の財布をたまたま目にして、目を見張った。
お札は札入れに、向きをそろえて収めてあり、
小銭に小銭入れに、硬貨の種類ごとにきれい並べられていた。
こんな人だったんだ・・・。
そういえば、服をぬぎ散らかしたり、
私物をリビングに置きっぱなしにしたりは、一切ない人だった。

母は、けっこう強気の人だった。
……ということを、子どものころのわたしは、あまりわかっていなかった。
その強気と、わたしのアマノジャクな性格は、よくぶつかったなあ。
そんな母が、小学生のころのわたしに説いたこと。
【駕籠に乗る人、担ぐ人。そのまた草鞋を作る人】
 母は「世の中、いろんな人がいる。自分とはちがう立場の人への
思いやりを忘れちゃいけない」と語ったように思う。

あの負けん気の強い母が、この慣用句を娘に残したことが、
今となって、おもしろい。

そんなことを思い出す、11月。

父の故郷は山梨。山梨側から見た富士山です。

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亡くなる二年半前の母。

      ばーちゃん

米寿のお祝いで、いっしょけんめい「ハッピーバースディ」を歌ってくれた、
ひ孫のMちゃん(わたしの孫ではありませぬ)。



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プロフィール

金G亀美

Author:金G亀美
イラスト:大塩七華
かなじ・なおみ 児童書作家 埼玉県在住。
主な著書に『さらば、猫の手』(岩崎書店)『マタギに育てられたクマ』(佼成出版社)『ミクロ家出の夜に』(国土社)『花粉症のない未来のために』『子リスのカリンとキッコ』(佼成出版社)『知里幸恵物語』(PHP研究所)『私が今日も、泳ぐ理由 パラスイマー一ノ瀬メイ』(学研プラス)『となりの猫又ジュリ』(国土社)『クレオパトラ』(学研プラス)など。
日本児童文芸家協会会員 
童話サークル「かざぐるま」会員
よみうりカルチャー・大宮教室
「童話を書いて楽しもう」講師

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